ウォルマートnews|株式上場先をニューヨーク証券取引所からNasdaqへ変更

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は12月9日(火)、株式上場先をNYSE(ニューヨーク証券取引所)からNasdaq(ナスダック)へ変更した。

ニューヨーク証券取引所とナスダックはアメリカの株式の2大市場である。この2つを合わせると、2025年5月末時点で時価総額で約62兆ドルにものぼる。

ウォルマートはこれまで、工業、金融など伝統的な産業やグローバルな一流企業が集まる世界最大のニューヨーク証券取引所で上場していたが、今後はハイテク銘柄中心のナスダックに加わる。

ウォルマートの上場の歴史は1972年10月1日まで遡る。この日、ウォルマートはニューヨーク証券取引所に1株「16ドル50セント」で上場した。1970年代から1990年代にかけて事業が急速に拡大するなかで、ウォルマートは株主基盤の拡大と高まる投資家たちの需要に応えるため、株式分割を複数回、実施した。最近でも2024年に計12回の株式分割を実施している。ちなみに12月16日現在、ウォルマートの株価は「116ドル79セント」である。

また、ウォルマートは40年以上連続で年間配当の増額を達成している。このことからも、ウォルマートの財務基盤の健全性と安定したリターンが裏付けられる。

上場先変更についてダグ・マクミロンCEOは、このように説明している。
「人間主導でテクノロジーを活用するオムニチャネル小売業者として、ウォルマートがイノベーションと成長に深くコミットしていることを反映しています。ナスダックのテクノロジーへの注力と、デジタル変革を推進する企業への支援は、ウォルマートの戦略ビジョンと完全に一致しています。お客さま、会員さま、アソシエートたち、そして株主の皆さまにとって、スムーズで円滑な摩擦のない未来を築き続ける上で、ナスダックへの上場は新たな章の始まりです」

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