イオンnews|世界初の完全養殖ウナギ蒲焼を一般向けに試験販売

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は、「国立研究開発法人水産研究・教育機構(FRA)」が中心となって進める完全養殖技術の社会実装に向けた実証に、一般向け試験販売の協力企業として参画する。

5月29日(金)から「Green Beans(グリーンビーンズ)」と「イオンショップ」(予約販売)で、完全養殖ウナギ蒲焼を数量限定で販売する。これは世界初の試みだと言う。グリーンビーンズでは無頭1尾で本体4500円~5500円の3商品を、イオンショップでは「鹿児島県産 完全養殖うなぎ蒲焼ギフトボックス」として本体9800円、1万2000円の2品を販売する。

ウナギ養殖は天然のシラスウナギに依存しているが、資源量の変動や環境変化の影響を受けやすく、安定供給体制の確立が長年の課題だった。FRAを中心に、1990年代から完全養殖の研究開発を進めてきて、2010年には、世界で初めて人工的に採取した卵から育成したウナギを親魚として産卵させることに成功。その後、飼育技術や生産体制の改良を重ねてきた。

完全養殖による生産は、長年にわたり養鰻事業に取り組んできた山田水産(株)が担ってきた。完全養殖技術の成果を社会に届け、お客の受け止め方を検証することを目的として試験販売を行うもの。市場での提供を通じて評価を確認し、今後の社会実装を目指す。また試験販売では、購入者にアンケートをして、得られた意見を今後の取り組みに活かしていく。

イオンは、2006年に日本の小売業として初めてMSC認証商品を、2014年にはアジアの小売業として初めてASC認証商品の取り扱いを始めるなど、水産物全般における持続可能な調達に取り組んでいる。それが実証の趣旨と合致すると評価され、試験販売における協力企業として参画することになった。

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