イオンフードスタイルnews|店長業務の効率化にAIエージェント活用実験

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)傘下の(株)イオンフードスタイル(東京都江東区、平田炎社長)はAIによる需要予測、作業計画の最適化、店舗オペレーションの可視化などを進める。

生産性と売場づくりの質向上を目指すもので、富士通が開発したAI・デジタル技術活用の「Fujitsu Uvance」の小売り向けサービスを活用する。

イオンフードスタイルでは、首都圏の食品スーパー再編に伴い、マックスバリュ関東・ダイエー関東事業・イオンマーケットが統合し、3月に新会社としてスタート。「鮮度・活気・楽しさ・安さ」を軸にした新業態「フードスタイル」への転換を進めていて、改装店舗では売上1.3~1.7倍、客数1.3~1.4倍と好調に推移している。とくに水産は平均2.2倍と伸び率が高く、インストア加工の強化が奏功している。

今回の取り組みは、こうした業態転換を進めるイオンフードスタイルの運営基盤を支えるものとなる。AIによる需要予測は生鮮・デリカの計画精度向上と作業計画の最適化につながる。結果として、従業員の負荷軽減と売場づくりの質向上を図る。

AIエージェントの開発では、富士通のエンジニアおよびデザイナーが、各社の店舗業務から共通化すべき業務を特定し、イオンフードスタイルにおける理想の店長像を明確にした上で、店舗運営のあるべき業務モデルを策定した。

その中で、店舗の戦略立案や棚割りレイアウト、施策の実行性検討、商圏分析など、とくに現場の店長にとって課題意識が強い業務において、店長と協働して業務を支援する4つのAIエージェントのプロトタイプを約10日間で開発した。7月の数日間、このうち次の2つの実証実験を行う。

1.店舗戦略立案…AIエージェントが3Cのフレームワークに則った分析の実行、中長期の店舗戦略の策定を支援。店長の戦略立案の作業時間の削減や、AIエージェントのプランの採用率などから有効性を検証。加えて、人事異動に伴う新任店長への教育や実務の標準化への有効性を検証。

2.棚割りレイアウト…AIエージェントが本部の陳列指示書や商品情報、店舗の特性を踏まえた棚割りの詳細プランとレイアウトイメージを生成。棚割り作成から売場担当者への指示に至る業務の効率化や、レイアウトイメージの共有によるコミュニケーションの円滑化への効果を検証。

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