イオンリテールnews｜｢魚×サステナ｣テーマに月初週末｢さかなの日｣展開

イオンリテール(株)（千葉市美浜区、井出武美社長）は10月28日（金）から、水産庁が新たに制定している「さかなの日」の賛同メンバーとして、毎月、月初の週末にイオン、イオンスタイルなど約350店舗で「サステナブルシーフード」を中心とした水産物の展開を拡大する。

農林水産省「食料需給表」および国際連合食糧農業機関の報告によると、過去50年における世界の１人当たり食用魚介類の消費量は約２倍に増加している。一方で、日本では2001年から2018年にかけて50年前の水準まで減少しているとされる。また魚食普及推進センターの消費者モニター調査によると、魚介類を購入しない理由として、「価格が高い」「調理が面倒」「調理方法を知らない」などが挙げられている。魚離れである。

こうしたなか、水産庁では毎月3日~7日を“国内の水産物消費拡大”“魚食がサステナブルに繋がる”をPRする「さかなの日」として制定し、賛同メンバーと連携した取り組みを開始する。

イオンリテールでは「さかなの日」の取り組みに賛同し、「魚×サステナ」のコンセプトに基づいて3つの取り組みを展開する。

第1は、サステナブルシーフードの売場展開を通常の約１.５倍に拡大して、認証商品の認知拡大を図っていく。たとえば「トップバリュ グリーンアイナチュラル ASC認証 生アトランティックサーモン」「トップバリュ グリーンアイナチュラル MSC認証 一本釣り 炭火焼きかつおのたたき」などだ。

第2の取り組みは、JF全漁連と連携し、地域の旬の“漁師が選んだ、本当においしい魚”「PRIDE FISH(プライドフィッシュ)」を提供する。普段魚をあまり購入しない顧客に、地域で獲れる旬の鮮魚のおいしさを知ってもらうという取り組みだ。接客販売や二次元バーコード配信を通じてメニュー提案も実施する。

そして第3に、これまで単一魚種としてはほとんど店頭に並ぶことがなかった未利用魚・低利用魚を使用した「アクアパッツアセット」「アヒージョセット」など、簡単に調理ができるメニュー提案型商品の展開を拡大する。