11月コンビニ統計|既存店売上高2.2%減・客数1割減/GoToでサービス2割増

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)の発表によると、コンビニエンスストアの11月の既存店売上高は8500億7700万円の前年同月比2.2%減だった。来店客数は10.0%減だったが、客単価は8.6%増えている。

全店ベースでは客数が10.1%減、客単価が9.1%増となり、売上高は8886億4500万円の2.0%減だった。

11月は、新型コロナウイルスの感染再拡大によって在宅勤務・外出自粛が続いて、来店客数に影響を及ぼしたことから、全店・既存店ともに売上高が前年を下回る結果となった。一方、生鮮食品、惣菜、冷凍食品、デザート、酒類、マスクなどの衛生用品が好調に推移したうえに、Go Toキャンペーンの効果もあって、全店・既存店ともに客単価は前年を上回った。

既存店の部門別売上げは、日配食品が前年同月比6.6%減、加工食品が5.8%減、非食品が1.4%増だった。一方、Go Toキャンペーンの効果で、乗車券、航空券、宿泊券などのサービスが23.1%増と、大幅に伸長した。

統計はJFA正会員の(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社の集計。全店店舗数は前年同月より266店舗増え、5万5906店。

なお大手3社の11月既存店売上げは(株)セブン-イレブンが2.4%減、(株)ファミリーマートが4.6%減、(株)ローソンが4.7%減だ。

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