3月外食統計|全店売上高5.7%増/2021年12月以来51カ月連続プラス

一般社団法人日本フードサービス協会(通称JF:東京都港区、久志本京子会長)が2026年3月度の「外食産業市場動向調査」を発表した。事業者数は219社、店舗数は3万7076店舗で前年より1.3%増加している。このうちファーストフードは2万1834店舗で、全体の58.9%を占める。

3月の外食全体の売上高は前年同月比105.7%、客数は102.8%、客単価は102.9%だった。全国的に気温が上昇し好天に恵まれた日が多かった。後半にはお花見、春休み、歓送迎会などのイベント需要があり、客単価が上昇したこと、ファーストフード業態(FF)が堅調だったことが奏功した。一方で、物価高による消費者の節約志向によって客数が伸び悩む業態・企業もあり、各社とも期間限定商品の投入やお得なキャンペーンの実施、CM・メディア露出などを強化することで、客数・客単価の維持に努めている。

ファーストフード業態(FF)は、全体売上げが106.4%。「洋風」は人気メニューの復活を含む期間限定商品や春の新CMによる集客増などで、106.1%。「和風」は新メニューの連続展開や、人気タレントのCM起用による基幹商品の訴求力向上などで111.7%と、2ケタ増となった。「麺類」はお得なキャンペーンでの集客が好調で、107.7%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は「回転寿司」で客数の伸びが見られず、98.7%。「その他」は「アイスクリーム」の春キャンペーン、「カレー」の新メニューや期間限定の高単価商品などが好評で、103.8%。

ファミリーレストラン業態(FR)は104.9%。「洋風」は節約志向のなか、客数で苦戦するところが見られたが、低価格業態が牽引する形で105.4%。「和風」は比較的堅調な家族客のハレ需要があったものの、客数が弱い状況が続いており、客単価上昇と店舗増に支えられて104.8%。「中華」は、店舗増と客単価上昇で、102.7%。「焼き肉」は、お得なキャンペーンや春休み・歓送迎会の需要が好調だったことで105.3%となった。

パブ・居酒屋業態は、104.8%。飲酒業態は一部では客数の伸び悩みがあったが、歓送迎会の季節を迎え、月間を通して中小グループの宴会を中心に堅調に推移した。低価格ランチの投入やメニュー価格維持などで集客するところもあった。

ディナーレストラン業態(DR)は104.8%。宴会需要は各社まちまちで、中東情勢が緊迫するなかで、法人宴会の低調も見られたが、中小グループ宴会は概ね堅調だった。また、和食の食べ放題業態の堅調と店舗増の後押しもあった。インバウンド需要は中国以外の国・地域からの訪日客数が順調に伸び、一部を除き売上げはおおむね堅調となった。

喫茶業態は店舗によって明暗が分かれるが、季節メニューの投入と客単価上昇で、105.3%となった。

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