【1月SC】年末年始好調にもかかわらず1月既存売上高昨対▲1.2%
一般社団法人日本ショッピングセンター協会から1月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。サンプル数は513。
1月の既存店売上高は5835億4030万円で、前年同月比▲1.2%。
テナントは4717億7514円で▲1.0%。飲食・サービスが好調だったが、婦人服を中心とした衣料品及び関連雑貨が不振だった。キーテナントは1117億6515万円で▲2.1%。生鮮食品は好調だったが、こちらも婦人服が伸び悩み、マイナスとなった。
立地別・構成別を見ると、大都市のキーテナントが唯一1.0でプラス。他はマイナスとなり、とくに中都市のキーテナント(▲5.6%)は、百貨店などの不振が影響し苦戦している。
>>>表-1はこちらから
立地別・地域別総合では、九州・沖縄2.4%、東北0.5%、北海道0.3%の3地区がプラス。
残りの6地区はマイナスだった。>>>表-2はこちらから
都市規模別・地域別では、政令指定都市は▲0.7%。
仙台市6.6%、神戸市0.6%、福岡市0.6%、千葉市0.2%、東京区部0.1%の5地域がプラス。
一方マイナスとなったのは、京都市▲4.3%、広島市▲4.0%、北九州市▲3.7%、
名古屋市▲3.1%、川崎市▲2.0%、大阪市▲1.8%、横浜市▲0.6%の7地域。
札幌市は0.0%の横ばいだった。
その他の地域(政令都市を含まない地域)は▲1.6%。
プラスだったのは、九州・沖縄の4.0%と北海道1.2%の2地域。
ほかの7地域はマイナスで四国▲4.3%、中国▲3.5%、近畿▲2.9%、関東▲1.7%、
北陸▲1.2%、中部▲1.0%、東北▲0.9%という結果。
今年の1月は、正月休みが短いカレンダー巡りで、三が日に顧客が集中。そのため初売り及びセールは、スタートは好調だったものの持続が難しく、中旬以降の不振を招いた。またセール終了後に春物商品を増やしたという店舗もあったが、中旬より気温が低下したことで売上げが伸びず、気温の変動に悩まされた。(表はすべて日本ショッピングセンター協会販売統計より)
最後に2016年の年間報告。年間総売上高は、速報値で31兆1241億円、全店ベースでは0.1%プラス。しかし、既存売上高対前年比は▲1.1%となり、2013年以来3年ぶりにマイナスとなった。
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