年末年始商戦総括⇒年末売上高4.7%増・年始1.0%増(日本SC協会)

日本ショッピングセンター協会が、年末年始の販売統計調査報告を発表している。年末を12/28~12/31、年始を1/1~1/3とした調査結果だ。それによると年末年始の販売額前年同期比は2.9%、レジ客数1.0%、客単価2.0%となりすべて前年を上回った。

年末(12/28~12/31)は、売上高4.7%増。
すべての日で売上高が前年を上回った。唯一28日のレジ客数が▲1.4%と前年を下回ったものの客単価は11.0%の二桁増。結果、客単価が客数を大きくカバーし、期間中28日が最も売上高(9.4%)が伸びた。好調要因は、年末からバーゲンを始めた店舗が多かったこと。

年始(1/1~1/3)は、売上高1.0%増。
1日は▲0.5%、2日は▲0.3%だったが、3日が4.2%となったことで年始トータルではプラスとなった。
>>>売上高前年対比グラフ       >>>レジ客数グラフ

客単価平均は、全期間で2761円。年末の平均は2508円、年始は3085円でその差は577円だった。また客単価の分布では約80%の人が3500円以内に収めている。
>>>客単価平均グラフ         >>>客単価分布グラフ

バーゲンの開始日で一番多かったのは1月2日で37.4%。次に1月1日の24.7%となり、この両日で62.1%となった。その中で12月中にバーゲンを始める店舗は24%あり、開始日の判断には各社苦慮している。
>>>バーゲン開始日グラフ        >>>バーゲン実施期間ブラフ

この時期好調だったのは、飲食、生鮮食品、雑貨。不振だったのは、婦人衣料だった。ま年始恒例の福袋については、参加店舗及び販売個数も減少傾向で、衣料品はとくに苦戦。しかしその中でも食品関連・コスメ関連商品は好調だった。
>>>好調業種・不調業種のグラフ

今年のショッピングセンターの年末年始は全体を通して好調だった。しかしこの調査報告を分析すると、来年に向けて販売額アップにつながるヒントがまだある。
(グラフはすべて日本ショッピングセンター協会販売統計より)

検索ワード;年末年始 三が日 日本ショッピングセンター協会

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