10月SC統計|売上高0.4%減だが、福岡市はインバウンド客増加で8.0%増

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、10月の「ショッピングセンター(SC)販売統計調査」が発表された。サンプル数は503施設。

既存店売上高は5257億6002万円。台風の影響及び土曜日1日減の影響で、前年同月比▲0.4%と、8カ月ぶりに前年を下回った。

テナントは4229億3396万円で▲0.3%。好調だったのは飲食で、不調だったのは婦人衣料。

キーテナントは1028億2606万円で▲0.9%。9月に10カ月ぶりにプラスとなったが、10月は再度マイナスに落ち込んだ。加工食品が好調で、生鮮食品は好不調が分かれた。


(SC販売統計調査報告より)

立地別・構成別の売上げ伸長率を見ると、中心地域は▲0.8%。中心地域は大都市と中都市に分けて集計してあるが、テナントはともにマイナス。キーテナントは、大都市7.2%増、中都市▲5.3%と明暗が分かれた。周辺地域は、テナント▲0.1%、キーテナントは0.8%プラスとなった。

立地別・地域別の売上げ伸長率は、プラスとなったのは九州・沖縄の2.5%と北海道0.6%。ほかの7地域はマイナスで、北陸▲3.4%、四国▲2.9%、東北▲0.8%、近畿▲0.6%、関東▲0.5%、中国▲0.4%、中部▲0.1%だった。

都市規模別・地域別では、13の政令指定都市の結果は▲0.6%。
プラスだったのは東京区部1.0%と、福岡市8.0%、仙台市4.2%、札幌市0.3%の3都市。福岡市の大幅な伸びは、中秋節、国慶節で大型連休となった中国・韓国からのインバウンド客が増加したことによるもの。
一方、8都市は減収で、北九州市▲6.7%、名古屋市▲5.6%、広島市▲4.5%、千葉市▲3.8%、神戸市▲3.2%、横浜市▲3.1%、川崎市▲2.7%、京都市▲0.2%という結果。大阪市は±0.0%で横ばいだった。

その他の地域(政令都市を含まない9地域)は▲0.2%。
前年を上回ったのは、4地域で、北海道1.7%、中部1.7%、九州・沖縄1.2%、中国1.0%。
一方マイナスは、北陸▲3.4%、東北▲2.9%、四国▲2.9%、関東▲0.4%、近畿▲0.2%の5地域だった。

検索キーワード:日本ショッピングセンター協会  売上高  10月  台風  インバウンド

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