いなげやnews|5/26「いなげや練馬関町店」(593坪)洗練化進めて開業

(株)いなげや(東京都立川市、成瀬直人社長)は、5月26日(土)に、「いなげや 練馬関町店」(東京都練馬区)をオープンする。練馬区への出店は8店舗目で、意外に少ない。しかしこの店のオープンで、いなげやの総店舗数は137店(惣菜単独店除く)となる。

同店は、西武新宿線「武蔵関駅」南口から南西へ約1kmに位置する。436戸の住居を含む複合施設の商業棟への出店だ。青梅街道、五日市街道、中央通りなどの主要幹線道路が通っていて、交通量が多い。周辺には、武蔵関公園、井の頭公園などの公園のほか、武蔵野市役所、武蔵野陸上競技場、武蔵野総合体育館、早稲田大学、成蹊大学などの施設も多い。

500m圏内の世帯数は4592世帯(人口9488人)、1km圏は1万9725世帯(3万9920人)。世帯構成は、単身世帯が少なく、2~4人のファミリー層が55%で、東京都全体と比べて5.5%高い。

3km圏内には、いなげや7店舗のほか、傘下の三浦屋4店舗、ドラッグストアのウェルパーク7店舗があって、グループとしては18店舗でドミナントを形成している。

同店では、すぐ調理ができる簡便性の高い商品を「らくッキング」と名付け、コーナー化して販売する。

惣菜部門では、管理栄養士監修の「栄養バランス弁当」を品揃えし、できたてを提供する。

青果部門では、地元野菜をコーナー化して地産地消を推進する。鮮魚部門では、新鮮な魚を対面販売し、顧客の注文に対応して、調理加工する。また、子どもに人気のPB商品「食卓応援セレクト」の生サーモンも品揃えする。

グロサリー部門では、話題の糖質コントロール商品を集合展開し、バランスを考えた食生活を提案する。

ワインを軸としたメニュー提案も強化し、ナチュラルチーズ・ミートデリカ・生ハムなどを豊富に揃える。

ベーカリー部門では、焼きたての60種類のパンを100円均一で提供する。また、専門のショーケースを設置し、手作りのサンドイッチ・ケーキ・マカロン・ワッフル・コーヒーなどを対面で販売する。

イートインコーナーには、買物前後の休憩に利用できるよう、客席を50席用意する。

最後に、リサイクルステーションを設けて、ペットボトル・発泡トレイ・牛乳パックなどの回収に力を入れる。自動回収機を設置し、ペットボトル1本当たり0.2円分を地域の小学校に寄付する。

【結城義晴の述懐】東京都立川市を発祥とするいなげやだが、首都圏の16号線の外側への出店とともに、都心部への進出も行われる。2012年に買収した三浦屋の高級マーチャンダイジングや駅前出店ノウハウなども融合させて、ますます洗練化していくいなげやである。その戦略の方向性は間違いではない。

■「いなげや 練馬関町店」概要
所在地/東京都練馬区関町南4-19-8
開店日/2018年5月26日(土)
延床面積/2992㎡(905坪)
売場面積/1962㎡(593坪)
駐車場/75台
駐輪場/128台(原付含む)
売上目標/日商5100万円 (年商約18.5億円)
営業時間/9時30分~22時
店長/小林 正幸 (こばやし まさゆき)
従業員/64名 <社員14名 パートナー社員50名(166 時間/月換算)>

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