ロイヤルホスト きょうから全店全席禁煙に

日本のチェーンレストランのパイオニア「ロイヤルホスト」が、今日1日から全228店舗で客席全席を禁煙にした。

 

全面禁煙ではカフェチェーンの「スターバックス」が有名だが、大手ファミリーレストランでの導入は初めて。ロイヤルホストは2010年に神奈川県が受動喫煙防止条例を施行したのに合わせて、全席禁煙の店舗を増やしてきた。

 

外食企業とって客席を完全禁煙にするのは非常に難しい経営判断だ。しかし、ロイヤルホールディングス(HD)は「お客様により快適な空間で、楽しく豊かなお食事をしていただけるレストランらしい環境づくり」を目指して、全店全席での禁煙に踏み切った。

 

今日1日の日本経済新聞朝刊によれば、客席全席の禁煙を実施した店舗では、実施直後に売上げが最大3割ほど減る。しかし、ロイヤルHDは「影響は半年程度で回復する」と見ているという。全客席禁煙の店舗は家族連れや女性からの評判がよく、新規客が増えたり、食事環境の改善によって注文皿数が増えたりするからだ。

 

もちろん、喫煙者への配慮も忘れていない。228店舗のうち198店では、店内に完全分煙型の喫煙ボックスを設置する。

 

価格競争の消耗戦で疲れの見える外食業界。その中でロイヤルHDは、ロイヤルホストを「ロイヤルブランドの源泉」と位置づけ、高い品質の料理とサービス、居住空間の提供に取り組んでいる。

 

昨年12月に発売した「アンガス牛ステーキ」は店内でコックが1枚ずつ切り分けるこだわりよう。価格も2000円前後する高級商品だが、これがヒット。さらに、ドリンクバーや客席の呼び鈴を置かない次世代店舗をオープンするなど、フルサービスレストランへとポジショニングを深化させている。

 

景気回復と消費マインドの改善も手伝い、ロイヤルHDの2013年12月期第3四半期決算は2期連続増収、営業利益・経常利益でも5期連続で増益となった。通期では売上高1170億円(前期比1.8%増)、営業利益33億円(同25.8%増)、経常利益35億円(同24.2%増)、当期純利益14億円(同23.1%増)を見込んでいる。

 

自らの立ち位置を明確にし、それをはっきりと示せば顧客は理解してくれる。その自信を得たロイヤルHDだからこそできた決断だ。

 

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