トライアルnews|熊本県初のスマートストア「トライアル上熊本店」6/30開設

トライアルホールディングス傘下の(株)トライアルカンパニー(福岡県福岡市、石橋亮太社長)は 6月30日(水)、熊本県初のスマートストアとして「メガセンタートライアル上熊本店」をオープンした。

トライアルグループ内におけるスマートストアとは、IoT機器やAI技術を導入し、データの利活用をもとに新しい購買体験を提供したり、効率的な運営を可能にしたりする店舗形態を指す。

「メガセンタートライアル上熊本店」では、自社開発の「スマートショッピングカート」を約200台、「リテールAIカメラ」を約100台導入するほか、デジタルサイネージ約140台も運用し、「レジ待ち無し」「お客様と商品のマッチング」など、リアル店舗の機能拡張や価値増大を図る。

「スマートショッピングカート」はセルフレジ機能を搭載したショッピングカートだ。専用のプリペイドカードをカートに登録して、付属するスキャナーでお客自らが商品バーコードを読み取る。専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ませることができる。レジ待ちの時間を短縮できるだけでなく、店舗オペレーションの省力化を図ることができる。また、売場でスキャンした商品に応じたレコメンドをカート付属のタブレット画面に表示したり、その場で使えるクーポンを配信したりすることもできる。

「リテールAIカメラ」は、小売店での使用に特化したAIエンジン搭載カメラである。商品棚の監視や顧客の店内での動線分析を行うことで、発注や補充オペレーションの最適化を図ることができる。顧客が欲しいものを欲しい時に買うことができるし、快適な売場づくりに寄与する。

「メガセンタートライアル上熊本店」では「デジタルサイネージ」を活用し、店舗全体もしくは売場単位で、すべてのデジタルサイネージが同一の音声付き動画・静止画を表示する「フィーバータイム」、惣菜売場でつくりたて・揚げたて商品の品出しを知らせる「出来たて動画」などを表示する。

リアル店舗での買物は約8割が ”非計画購買” (入店前に購入を計画していなかった商品について、店内で購入を決定すること)と言われているため、トライアルグループでは、スマートショッピングカートのレコメンド、クーポン配信、デジタルサイネージを活用した独自コンテンツでの訴求といった「リアル店舗のメディア化」に注力する。

スマートショッピングカートは、「メガセンタートライアル上熊本店」を含め、全国265店舗のトライアルのうち40店舗で合計4100台ほどが稼働している。またデジタルサイネージは、九州のトライアルを中心に14店舗で合計670台ほどを運用していて、これまでの実証実験では「フィーバータイム」「でき立て訴求」などに販促効果が確認できているという。

■メガセンタートライアル上熊本店
所在地/熊本県熊本市西区上熊本3-8-1
店舗面積/約1900坪
取扱商品/生鮮食品、食品、弁当・惣菜、酒、日用品など
営業時間/24時間(年中無休)
駐車台数/379台

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