トライアルnews|AI技術導入した「メガセンタートライアル旭川店」12/1開設
(株)トライアルカンパニー(福岡県福岡市、石橋亮太社長)は12月1日(水)、北海道初のスマートストア「メガセンタートライアル旭川店」を北海道旭川市にオープンした。
スマートストアとは、トライアルグループ内において、スマートショッピングカートなどのIoT機器やAI技術を導入し、データを活用して新しい購買体験を提供したり、効率的な店舗運営をしたりできる店舗形態のこと。
また同日、近隣の「スーパーセンタートライアル神楽店」「スーパーセンタートライアル永山店」にもスマートショッピングカートを導入する。
「メガセンタートライアル旭川店」には、自社開発の「スマートショッピングカート」を約200台、「リテールAIカメラ」を約100台導入する。デジタルサイネージも約150台運用し、「レジ待ちなし」「顧客と商品のマッチング」など、リアル店舗の機能拡張、価値増大を図る。
「スマートショッピングカート」は、専用のプリペイドカードをカートに登録し、付属するスキャナーで顧客自らが商品バーコードを読み取る。そうすることで通常のレジでの商品登録や会計の手順を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ませることができる。レジ待ちの時間を大幅に短縮できるだけでなく、店舗オペレーションの省力化も実現できる。顧客が売場でスキャンした商品に関連したレコメンドを、カート付属のタブレット画面に表示したり、その場で使えるクーポンを配信したりするといった機能も搭載している。全国270店舗のトライアルのうち54店舗で合計約5800台が稼働している。
「リテールAIカメラ」は、小売店での使用に特化したAIエンジンを搭載したカメラである。顧客の店内での動線分析を行うことで、発注、補充オペレーションの最適化を図ることができ、顧客が欲しいものを欲しい時に購入できる、快適な売場づくりに寄与する。トライアル65店舗で合計約3900台を導入している。
「デジタルサイネージ」は、店舗全体もしくは売場単位で、すべての機体が同一の音声付き動画・静止画を表示する「フィーバータイム」の演出、惣菜売場でつくりたて・揚げたて商品の品出しを知らせる「できたて動画」の配信をする。トライアル42店舗で約1400台設置している。
全国各地に店舗展開するトライアルは取り扱い商品のローカライズも進めており、今回、旭川店・永山店・神楽店限定で「小樽仕込み北見産たまねぎ天」「でっかい鶏ザンギ弁当」「十勝風豚丼」といった地域に根ざした惣菜商品の販売も開始する。トライアルグループ「明治屋」が手掛ける自社の惣菜ブランド「こはく本舗」は、「食のプロ」がつくったレシピをもとに店舗内で調理し、つくりたてを提供する。
<左から「小樽仕込み北見産たまねぎ天」「でっかい鶏ザンギ弁当」「十勝風豚丼」>
■メガセンタートライアル旭川店
所在地/北海道旭川市6条通14-64
取扱商品/生鮮食品、食品、弁当・惣菜、酒、日用品など
営業時間/24時間(年中無休)
駐車場/730台