ビックカメラnews|第3Q売上高7854億円7.6%増・経常33.5%増/過去最高
(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)が2026年8月期第3四半期の決算を発表した。
2025年9月1日~2026年5月31日の連結業績は、売上高7853億7300万円(前年同期比7.6%増)、営業利益332億9700万円(35.8%増)、経常利益341億2800万円(33.5%増)、四半期純利益198億3900万円(31.1%増)と、増収、大幅増益となった。売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて第3四半期連結累計期間として過去最高額を更新した。
営業利益率4.2%、経常利益率4.3%。

2024年10月に、2025年8月期から2029年8月期までの5年間を計画期間とする「ビックカメラグループ中期経営計画~Vision 2029~」を策定・公表した。
グループ企業価値の最大化のための経営目標として、2029年8月期の数値目標について売上高1兆1000億円、営業利益 400億円、ROE(自己資本当期純利益率)10.5%とし、計画達成に向けた重点戦略として「店舗を起点とした顧客戦略」「グループアセット活用による買替需要の創出戦略」「インバウンド強化戦略」を掲げている。
「店舗を起点とした顧客戦略」として、顧客のニーズに即した多彩な店舗フォーマットによる出店を進めている。2026年1月30日、豊富な品揃えからニーズを的確に捉えた商品を厳選し提案する新業態の第1号として「ビックカメラSelect札幌狸小路店」(北海道札幌市)を開店した。同年4月23日には、第2号として那覇市の中心地であり国内外の観光客が多く訪れる国際通りに「ビックカメラSelect那覇国際通り店」(沖縄県那覇市)を開店した。同年3月14日には、ライフスタイルと家電の提案型ショップとして「ビックカメラ池袋西口IT tower店」(東京都豊島区)を開店した。
グループ会社では、(株)コジマが 2025年10月8日に「コジマ×ビックカメラ イオンモール仙台上杉店」(宮城県仙台市)を開店した。また、ビックカメラと日本空港ビルデング(株)との合弁会社であるAir BIC(株)が、同年12月5日に「Air BicCamera 福岡空港国際線ターミナル店」(福岡県福岡市)を、同年12月9日に「Air BicCamera 銀座店」(東京都中央区)を開店した。
既存店舗の最適化も進めており、2025年11月14日にビックカメラの「池袋本店」「池袋カメラ・パソコン館」「池袋西口店」の3店舗をリニューアルした。予てより要望のあった「池袋本店」への買取り・サポートカウンターの新設、「池袋カメラ・パソコン館」への中古カメラ導入などを実施した。
また、2026年2月25日、従前のオリジナルブランド(ORIGINAL BASIC、ORIGINAL SELECT、HashTAG)を統合・進化させた新たなオリジナルブランド「ビックアイデア」を発表した。「良いより、よくぞ。」をコンセプトに展開し、「ビックカメラ池袋西口IT tower店」で開店日から先行販売するとともに、同年4月1日から全国のビックカメラグループ各店舗とインターネット総合通販サイト「ビックカメラ・ドットコム」でも販売を開始した。
「インバウンド強化戦略」については「ビックカメラSelect札幌狸小路店」「ビックカメラSelect那覇国際通り店」の開店に加え、観光や食事を楽しんだ後のナイトタイムに買物を楽しみたいという訪日外国人の声も参考に、2025年11月1日に同社の「なんば店」の営業時間を1時間延長するなどの施策を行うとともに、特定の地域に依存しすぎない売上構成を目指す方針のもと、多様な国々への集客強化や品揃え拡充を行った結果、東南アジアや北米からの訪日外国人客の売上構成比が高まり、免税売上高は第3四半期連結累計期間として過去最高額を更新している。
物品販売事業は、売上高7760億1700万円(7.7%増)、経常利益326億0700万円(36.5%増)の増収、大幅増益。
BSデジタル放送事業は、売上高83億2800万円(1.2%増)、経常利益20億4900万円(11.7%減)の増収減益。売上高は、配信事業などの放送外収入が増加した一方で、タイム収入やスポット収入が減少したことにより低調に推移した。
