イオン九州news｜福岡中央郵便局と｢イオンショッパーズ福岡｣’30年に建替

イオン九州(株)（福岡市博多区、柴田祐司社長）と日本郵便(株)は、「福岡中央郵便局」と「イオンショッパーズ福岡」の連携を図る段階連鎖建て替えプロジェクト（PJ)について、本格的に検討を行う。築年数の経過した両建物の建て替えにあたり、天神ビッグバンボーナスの取得に向けて、段階的および連鎖的な建て替え計画の概要を福岡市に提出した天神ビッグバンボーナスとは、天神の魅力向上に資する一定の要件を満たす、魅力あるデザイン性に優れたビルとして認定し、それに応じてインセンティブを付与する制度。

建て替えは2段階で行う。第一段階は目標整備時期を2030年頃竣工として、築40年の福岡中央郵便局（敷地面積約4700㎡）を、第二段階として目標整備時期2030年代中頃竣工として築51年の「イオンショッパーズ福岡」（敷地面積約4600㎡）を建て替える。

このプロジェクトではかつて城下町を通過する唐津街道（現・昭和通り）として、人の往来が多く宿場や商店等が軒を連ね、賑わいのある通りに面した場所であった歴史性を踏まえ 、新しい天神北の核として、この地域に勤める人、暮らす人、訪れる人が交流できる拠点づくりを目指す。あわせて、地下ネットワーク上の課題であったバリアフリー動線の確保を、地下街から続く地下通路の整備やエレベーターの設置などで実現する。郵便局通りの快適な歩行者ネットワークの実現などを通じ、天神中心部、須崎公園等の周辺地域、さらには、ウォーターフロントにつながる、都心部回遊拠点の形成を目指す。