アルビスnews|第1Q営業収益238億円2.4%増・経常利益14.4%減

アルビス(株)(富山県射水市、池田和男社長)が2024年3月期の第1四半期決算を発表した。

営業収益は238億4000万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は4億8500万円(21.3%減)、経常利益は6億4800万円(14.4%減)、四半期純利益は4億2100万円(17.8%減)となった。

前期の新店2店舗による売上増加により増収となったものの、高騰した電気料の影響を受け減益となった。

営業利益率は2.0%、経常利益率が2.7%。

3年目となる「第三次中期経営計画(第55期~第57期)」では、「地域一番の顧客満足の実現」を中期経営方針に掲げ、以下の施策に取り組んだ。

「顧客の多様なニーズへの対応」については、健康志向や時短ニーズに応える商品を拡充し、節約志向に対応するPB商品の販売強化を行い、同質化競争からの脱却を図るために特徴ある名物商品の開発に取り組んでいる。また、5月に高原町店、6月に西南部店を改装し、商品構成の見直しや品揃えの充実を図り、利便性の向上にも努めている。

「従業員が挑戦できる環境の実現」への取り組みとして、各階層に応じた教育プログラムに加え、DX人材の育成に向けた研修やカフェテリア研修を実施するなど、社員自らがキャリアプランを描ける環境を創出し、次世代の人材発掘に力を入れている。

「業務基盤の活用による生産性の向上」については、キャッシュレスセルフレジや電子棚札の効果を検証し、導入店舗を拡大している。また、プロセスセンターでは、継続的な製造工程の見直しと原価率の改善に努めている。物流面では、「2024年問題」に対応するため、運行数減少を進めている。

「事業を通じた地域社会の課題解決」については、「つなぐアルビス」をコミュニケーションメッセージに掲げ、地域・行政と連携して、地域社会の課題解決に取り組んでいる。食品ロス削減やリレーフードドライブ、店舗常設型の無人フードドライブボックスの設置に取り組んでいる。また、買物支援と地域の見守りに取り組む「移動スーパー」は6月末現在19台が運行している。

11月には、愛知県名古屋市に中部エリア3店舗目となる「北区金田店」の出店を予定している。

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