コープみらいnews|「コープ調布染地店」3/19売場面積1.5倍で移転増床
生活協同組合コープみらい(埼玉県さいたま市、熊﨑伸代表理事理事長)は3月19日(火)、東京都調布市に「コープ調布染地店」を旧店舗の隣地に移転増床してオープンした。
旧店舗は、東京都住宅供給公社の大規模団地である多摩川住宅内に2016年に居抜き店舗としてオープンしていたが、3月14日(木)に閉店した。
新設店舗は直営売場面積を約1.5倍の345坪に増床した。店舗は、京王線国領駅から南へ約1.3㎞、徒歩19分の多摩川住宅エリア内にある。多摩川住宅には約3600戸がある。500mの1次商圏には1万256人・4864世帯、500m~1kmの2次商圏は3万928人・1万4513世帯で、2km圏内の世帯数は約8万世帯。世帯当たりの人数、平均年齢ともに東京都の平均値より高いことからファミリーかつシニア世代の多いエリアになる。
また、店舗西側は調布市が都市計画に基づきコミュニティの核となる広場の整備を進めている。集客面で期待される。テナントとしてサンドラッグ、Seriaの物販店のほか、郵便局、信用金庫、またクリニック、薬局、整骨院、クリーニング、美容室、各種教室など15店舗が入居する。
ストアコンセプトは、「美味しいものが買えるお店、美味しさの訳が伝わるお店」「安心が見える、伝わるお店」「品質と価格で地域一番のお店」「コープのお店に来れば、きっと何かがあると思える『楽しいお店』」とした。
売場は農産では、季節に応じてコープならではの旬の産直商品を年間通して取り扱う。カットフルーツ・ドライフルーツやカット野菜なシニア世代の需要が高い簡便即食商品の品揃えを強化する。既存店舗でも展開していた地場野菜(JAマイン)は引き続き取り扱う。
水産売場は売場の賑わいを演出する対面コーナーを設ける。顧客とコミュニケーションをとりながら売りを仕掛ける。作業室と店の壁は天井までガラスFIXとし、見える安心とおいしさを提案する。MDトレンドの「魚屋の惣菜」、「魚屋の鮨」を導入する。
畜産は、既存店舗ではPC(プロセスセンター:コープデリフーズ)商品のみの取り扱いだったが、新たにインストア加工商品を揃え、地域の需要に応える。また生食の即食品の品揃えを拡充する。ローストビーフは店内でスライスする。
惣菜は、利用者のニーズに対応した時間帯別品揃えを行う。時間帯別に品揃えに変化をつけて、昼食需要への対応や単身者向けの商品の提供を行う。店内の鉄板で焼き上げた「玉子焼き」をでき立てで提供する。冷惣菜はパスタやサラダ、レンジおかず等の品揃えを増やす。新規にベーカリーコーナーを導入する。ベーカリーセンター製造生地を導入し、店内で焼成する主力商品のホテルブレッドやピザを提供して「商品のこだわり」を打ち出す。
日配は、豆腐や牛乳、ヨーグルトなどの日々の生活で利用の多い商品を中心にして選びやすい配置とする。冷凍食品とアイスの取り扱いは既存店比で168%と大幅に拡大する。冷凍の国産野菜や弁当商材といったコープ商品を幅広く取り扱う。
グロサリーは、シニア層の強化に向けて、食品部門ではコープ商品を中心に和風調味料、簡便商品(即席食品、カップ麺、乾麺)、嗜好飲料(緑茶、コーヒー)の品揃えを拡充する。酒売場では既存店でも利用の多い焼酎、RTDの品揃えを拡大する。菓子売場では珍味、豆菓子の売場を拡げておつまみ需要に対応する。
「ネットスーパー」(こーぷのねすぱ)は4月2日(火)から営業開始する。また、店内で購入した商品を自宅まで配送する「店内お買い上げ配達サービス」を3月19日(火)オープン日から開始する。
コープみらいの店舗数は127店舗(スーパーマーケット69店、ミニコープ58店)で増減はない。また、コープ調布染地店を起点とする店舗出荷型のネットスーパー「こーぷのねすぱ」の営業開始にともない、コープみらいのネットスーパー数は9店舗となる。
■コープ調布染地店
所在地/東京都調布市染地3丁目1-815
開店日/3月19日(火)
営業時間/9:00~22:00
定休日/1 月 1 日・2 日
日商/440.8万円
年商計画/16億円
店長/宇田 良文
従業員数/142名(正規職員14名、パート・アルバイト職員128名)
敷地面積/4939坪(1万6325.88㎡)
延床面積/1503坪(4967.88㎡)
売場面積/345坪(1138.97㎡)
駐車場/145台、駐輪場/168台