新・観光地型駅ビル「ラスカ熱海」2016年11月25日オープン

湘南ステーションビル㈱は、熱海駅の建替えに伴い、新・観光地型駅ビルとして「ラスカ熱海」を2016年11月25日（金）にオープンする。同社は東日本旅客鉄道（JR東日本）の連結子会社で、駅ビル「ラスカ」を開発・運営するが、｢ラスカ熱海」は茅ヶ崎ラスカ、平塚ラスカ、小田原ラスカにつぐ第4の商業集積だ。

ラスカ熱海の施設コンセプトは「New Atami Style」。観光客にとっては「観光地である熱海の魅力を、再発見する場所へ」、地元生活者にとっては「熱海での暮らしをより豊かにする存在へ」のコンセプトのもと、熱海の新しいランドマークの立場を構築する。

施設では、熱海観光案内所を設置し、熱海の総合的な観光窓口としての役目を担う。また海産物・農産物・和洋スイーツ・地産レストランなど地元企業の出店で、魅力をさらにアピール。そして観光客だけでなく、地元生活者が毎日利用できる施設として、使い勝手のよい空間を提供する。

施設ポイントは3点
①熱海・伊豆エリアの魅力の集積拠点として、地元産品やグルメを展開
熱海、伊豆半島エリアの個性溢れる名産品や特産品を取り揃えた地元企業をはじめとする多彩な店舗が旅の始まりと終わりを彩る。マルシェ「伊豆・村の駅」を始め、「菓子舗間瀬」（和洋菓子）、「釜鶴ひもの店」（干物）、「岸浅次郎商店」（漬物）、「伊豆太郎」（和食店）など地元の名店が多数出店。地元の食材を使った高感度なレストランも展開する。

②地元のお客さまの便利で快適なライフスタイルをサポート
観光客とともに地元の消費者の普段の生活を支え、サポートする店舗が出店する。日常を豊かにする上質なグロサリーを展開する「成城石井」。また「ベーカリー＆テーブル」ではシェフが厳選した素材をふんだんに使用したベーカリーを提供。吹き抜けを利用した開放的な空間で味わえる。その他にも医薬品、日用雑貨、化粧品など幅広いアイテムを扱う「ハックエクスプレス」、便利で快適なライフスタイルをサポートする100円ショップの「キャンドゥ」も出店する。

③観光地の商業施設として、観光のお客さまに快適な空間、サービスを提供
1階には、「熱海観光案内所」を設置し、そこに「ラウンジ」や「ベックスコーヒーショップ」が隣接される。ここでは待ち合わせや旅行プランの計画などで利用できる快適な空間が提供される。また2次交通として「駅レンタカー」も入居、「ヤマト運輸」も備え、多様なニーズに対応する。

上記コンセプトのもと、熱海・伊豆で愛されてきた地元企業や熱海初出店企業を含め、合計36店舗が出店する。その店舗は以下のとおり。★印は地元企業。

　1F店舗　
「伊豆・村の駅★」「鈴廣かまぼこ」「熱海コレクションA-PLUS」「小田原吉匠」
「徳造丸★」「釜鶴ひもの店★」「熱海まる天」「成城石井」「駅レンタカー」
「ヤマト運輸」「Mew Days」「熱海観光案内所　Tourisｔ　Information★」
「ベックスコーヒーショップ」「石舟庵★」「菓子舗 間瀬★」「和菓子 村上」
「岸 浅次郎 商店★」「あをきのひもの本店★」「カメヤ★」「駅弁屋」

　2F店舗　
「ハックエクスプレス」「ラ・ボーテ湘南」「熱海蒟蒻しゃぼん」「濱文様」
「間瀬CAFE★」「海友★」「豆州やまきち★」「Bakery & Table★」

　3F店舗　
「Can★Do」「中華ファミリーレストラン 五味八珍」「伊豆太郎★」
「パスタ屋一丁目」「伊豆中 ばんばん食堂★」「ロイヤルリゾート」「㈱JTB中部」

　屋上　
「デジキュー」BBQが楽しめる施設

JRグループは駅ナカ、駅チカの商業集積で、立地創造を果たしてきた。今また、観光地の駅ビルの新コンセプトに挑む。それは観光客と地元消費者との融合を図るフュージョン型の商業集積となる。新しい試みだからこそ、11月オープンまでのコンセプトの具現化とその後のイノベーションが求められるが、いわば核店舗のごとく、成城石井が加わっている点は評価できる。観光客&地元消費者の融合におおいに機能するに違いない。

【施設概要】
施設名：ラスカ熱海
所在地：静岡県熱海市田原本町11-1
営業時間：物販　9：00～20：00（予定）　飲食　11：00～21：30分（予定）
＊一部営業時間の異なるショップあり
構造：S造
階数：地上3階（屋上階除く）
延床面積：約6400㎡（駅ビル部）
店舗面積：約2600㎡
店舗数：36店舗
駐車場台数：52台（予定）
駐輪場台数：8台
開業日：2016年11月25日（金）予定
　　

 
（湘南ステーションビル㈱プレスリリースより）

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