ダイエーnews|松戸西口店7層をイオンフードスタイルと専門店街に大改装

(株)ダイエーは、6月24日、「ダイエー松戸西口店」を5年ぶりに大規模リニューアルして、「イオンフードスタイル」としてオープンさせる。


〈外観イメージ〉

ダイエーは、2015年1月1日にイオンの子会社になってから、事業領域を首都圏と京阪神地域に絞り、食に特化したフォーマット「イオンフードスタイル」への転換を進めている。

ダイエー松戸西口店は、1977年、ダイエー松戸店として開業。1983年にディスカウントストアのDマート松戸店に業態転換したが、Dマートブランドの消滅に伴い、2006年、再び改装されダイエー松戸西口店に業態転換された。振り返ってみるとダイエーの歴史を象徴するような店舗である。

同店は、JR常盤線と新京成線「松戸駅」から徒歩3分という駅そば立地。1km商圏内には3万2000人、1万6000世帯が居住する。とくに30~40代の居住者が多く、全世帯の約70%を2人以下世帯が占めている。

改装後は地下1階をイオンフードスタイルにする。そして1階から6階を専門店フロアとして、イオングループの11店舗を含む20店舗の専門店を新たに導入する。総売場面積は9456㎡(2865坪)。うち直営は431坪。

イオンフードスタイルへのリニューアルポイントは3つ。

第1に、鮮度の良さと品質にこだわった生鮮を充実させる。
・松戸市と近郊で採れた旬の野菜をコーナー化して展開する。
・ホルモンと赤身焼肉味付や肩焼肉用(みすじ)などの希少部位を新たに展開。ダイエーオリジナル国産黒毛和牛「さつま姫牛」の品目数を既存店舗の1.3倍に拡大する。

第2に、健康志向や食べ切りなどの多様な食ニーズに応える中食の強化。
・揚物を使わない、糖質の摂取量を減らすなどの弁当、ハーブキチンのサラダボウルなど、主食としても食べられるサラダを展開する。
・店内加工の焼魚、煮魚は少量サイズの商品を強化。刺身、カットサラダ、カットフルーツなども食べ切りサイズの商品を増やす。

第3に、イートインコーナーを設置。
・インストアベーカリー「D’sベーカリー」を新たに導入し、喫食できる30席のイートインコーナーを併設する。

また、6層の専門店のコンセプトと主な新規導入テナントは次の通りだ。
1階は「くらしサポート」のフロア。新たにイオングループのドラッグストア「ウエルシア」、「ペット専門店PeTeMo」、リペア専門の「Riat!」が入る。

2階は「ファッション」のフロアとして、靴専門店「ASBe fam.」、カジュアル衣料「ikka」を新規に誘致。

3階は「アクティブライフ」のフロア。イオングループの「スポーツオーソリティ」、「イオンフィットネススタジオ」を揃える。おもしろいのは8月初旬開店予定の麻雀教室「東一曲」。

4階は「趣味と生活提案」のフロアとしてイオンの「未来屋書店」を核に、「カフェ・ド・ペラゴロ」、「レンタル収納スペース」を新規導入。

5階は「キッズ・ホビー、サービス」のフロア。キッズプレイグラウンド「あそびパーク」が入る。

6階フロア全体は、新規出店する「ザ・ダイソー」が占める。

地下1階にスーパーマーケットを配置し、噴水効果を意図し、同時に最上階の6階にダイソーを入れて、シャワー効果を狙う。その間にイオングループの専門店を核に店舗バラエティを揃えた。ダイエーは1フロアが狭い多層階の中型店舗が多い。しかし立地はいい。こうした物件をどれだけ活性化できるか。ダイエーとイオンのMD力が問われている。

■ダイエー松戸西口店概要
所在地:千葉県松戸市根本4-2
リニューアルオープン日時:6月24日(土)9時
売場面積(活性化後):9454.5㎡(2865坪)(直営431坪、SC2434坪)
店長:清水 聡司(しみずさとし)
フロア構成・営業時間
6階:専門店(バラエティショップ)10時~21時
5階:専門店(アミューズメント等)10時~21時
4階:専門店(書籍、カフェ、子供英会話教室 等)10時~21時
3階:専門店(スポーツ、フィットネス 等)10時~21時
2階:専門店(ファッション、シューズ 等)10時~21時
1階:専門店(ドラッグストア、ペット用品 等)9時~23時
地下1階:直営(生鮮食品・加工食品・デリカテッセン等)9時~23時

検索ワード:ダイエー 松戸西口店 イオンフードスタイル リニューアル

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