ファーストリテイリングnews|32回ARC賞で「Best of Infographics」受賞
(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)の「アニュアルレポート2017」(英語版)が、世界最大規模のアニュアルレポートのコンテスト「第32回 インターナショナルARCアワード」最高位のGrand Award賞の最終選考で、「Best of Japan」と「Best of Infographics」を受賞した。世界34カ国、2198の応募作品から選ばれた。
「Best of Infographics」は情報、データ、知識を視覚的に表現するという点で世界最高であるという賞、「Best of Japan」は日本で最良であるという賞だ。ちなみに「Best of Interactive Annual Reports[The Americas]」はウォルマートのCorporate Reports Inc. が受賞している。
部門賞では、「Traditional Annual Reports」でゴールド賞、「Chairman’s Letter」でシルバー賞、「Cover design」でブロンズ賞を受賞した。
「ARCアワード」は、総合、表紙デザイン、社長メッセージ、インテリアデザインなど部門ごとにゴールド賞、シルバー賞、ブロンズ賞、佳作が選ばれる。
審査・評価基準は、企業メッセージが明確かどうか、テキストの説得力、財務情報のわかりやすさと読みやすさ、表紙およびインテリアデザインのオリジナル性、全体の一貫性など。必要スコアを満たさない場合は「該当なし」の場合もある。中でもゴールド賞は、各評価項目の合計100点満点中、平均90点以上が必要となる難関の賞で、受賞作品全体の5%程度しか獲得できない。したがってファーストリテイリングの「Traditional Annual Reports」ゴールド賞は極めて価値の高いものと評することができる。
「ARCアワード」は、米国の独立評価機関「MerComm,Inc.」が主催して、毎年開催されている。特定の業界、広告主やスポンサーの影響を受けることなく、世界各国の金融業界、一般企業の担当者、制作業界など幅広い分野から集められた200名近い審査員によって、公正に評価・審査される。