セブン&アイnews|食品ロス削減に向けてキャンペーン・イベントを実施
(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は、10月の「食品ロス削減月間」に合わせて、食品ロス削減に向けたキャンペーンやイベントをグループ企業各社で実施する。
セブン&アイグループは、環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」において、2050年までに食品廃棄物の75%削減(売上げ100万円当たりの発生量)と食品のリサイクル率100%を目指している。そのため、長鮮度商品の開発や商習慣3分の1ルールの見直しなど、食品ロス削減のための取り組みを進めている。
食品ロスの約半分は家庭から出ていると言われている。そこで、どうやって食品ロスを削減したらよいか、お客とともに考える場を設ける。
たとえば、グループ各店舗で食材をまるごと使い切る「エコレシピ」を配布したり、そのレシピに従って調理を実演したりする。イトーヨーカドー、そごう・西武の各店舗では「フードドライブ」など、“もったいない” の削減に取り組む。フードドライブとは、家庭で余っている食品を店舗に持参してもらい、地域の福祉団体やフードバンクなどに寄付する活動である。
グループ共通の取り組みは以下の3つ。
1つ目は、「エコレシピ」の配布。家庭ゴミを減らすため、食材を最後まで使い切る「エコレシピ」をグループ各社で配布する。消費者庁のエコレシピサイトや食品の保存方法など、食品ロスに関するミニ知識も紹介する。一部店舗では、紹介されたレシピの調理の実演と試食、売場での提案を行う。イトーヨーカドー、そごう・西武、ヨークベニマル、ヨークマート、シェルガーデンの391店舗で、10月1日(火)~10月31日(木)の期間実施する。
〈エコレシピの例〉
2つ目は、環境省×セブン&アイのポスターの掲示。「賞味期限」を正しく理解してもらうため、環境省とセブン&アイが共同で作成したポスターや POP を店舗に掲示する。イトーヨーカドー、そごう・西武、ヨークベニマル、ヨークマート、シェルガーデンの約500店舗で実施する。
3つ目は、フードドライブの実施。家庭で余っている食品を店舗に持ってきてもらい、フードバンクに寄付する。それを各フードバンクが、食品の支援を必要としている人や子ども食堂などにまとめて届ける。賞味期限が2カ月以上あり、常温保存で未開封の缶詰・レトルト食品・乾麺・菓子などが対象となる。
イトーヨーカドーは、2012年に横浜市と締結した包括連携協定に基づいて、フードドライブ活動を実施するとともに、食品ロス削減に関するパネルを展示して、食品ロス削減を呼びかける。イトーヨーカドー洋光台店で10月5日(土)に、イトーヨーカドー綱島店で10月12日(土)に、イトーヨーカドーららぽーと横浜店で10月16日(水)に実施する予定。
そごう・西武では西武所沢店において10月26日(土)に実施する。また、セブン&アイグループ本社ビルでは、グループの従業員を対象として10月28日(月)、30日(水)に実施する。
その他のグループ各社の主な取り組みは以下の通り。
セブン-イレブン・ ジャパンでは各自治体、社会福祉協議会と連携して、店舗改装時に加工食品の一部を寄贈する取り組みを行っている。10月に長野県庁で商品寄贈に関する協定式を開催し、11月1日(金)に初回の商品寄贈を行う。
そごう・西武では、10月10日(木)に女子栄養大学生涯学習講師による「フードロス対策講座」を、10月21日(月)に管理栄養士による「フードロス削減セミナー」を実施する。
セブン&アイ・フードシステムズでは、名古屋市と連携した「食べ きりフォトキャンペーン」、静岡市と連携した「ふじのくにやったね!食べきりキャンペーン」などを実施する。