三菱地所news|新小売形態を展開する「b8ta Japan」社に出資
三菱地所(株)(東京都千代田区、吉田淳一社長)は、ベンチャーキャピタル Evolution Ventures(米国サンフランシスコ、創業パートナーのシャージール・ハサン氏)を通じ、b8ta Japan(東京都千代田区、北川卓司社長)へ出資した。b8ta Japanは2020年夏に東京・有楽町の三菱地所が一部保有する有楽町電気ビルに旗艦店を出店する計画だ。
b8taは、「メーカー、消費者両者にとってリテールをより身近な存在にすること」をミッションとして、さまざまな企業に定額で商品展示・販売のための区画を提供する体験型の小売店を展開している。展示商品はファッションアイテムからデジタルガジェットまで多岐にわたる。来店者は自由に製品を試し、気に入った場合はその場で購入することができる。旗艦店舗では、出品スペースに製品のイメージ映像や説明を流すためのディスプレイを備える。また、店内に設置されたカメラによって来店者の行動を分析する。出品企業はそれらのデータをマーケティングや商品開発に活用することができるという仕組みだ。
三菱地所は、大手町・丸の内・有楽町エリアにおける2020年以降のまちづくりを「丸の内NEXTステ ージ」と位置付け、「人や企業が集まり交わることで新たな『価値』を生み出す舞台」となることを目指している。有楽町エリアにb8taが出店することで、ここから発信される新しい価値・アイディアと、エリアに集う感度の高い顧客が混ざり合い、人やアイディアがさらに磨かれる街として活性化されることを期待している。
■「b8ta Japan」出店場所