ファーストリテイリングnews｜ユニクロ･GUで9月ショッピングバッグ有料化

(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)は、国内ユニクロ・ジーユーの全店舗で、ショッピングバッグの無料配布を終了し、9月1日(火)から1枚一律10円(税込み)で販売する。同時に、オリジナルのエコバッグを販売し、マイバッグとしての持参を呼びかける。エコバッグはM・Lサイズともに190円(税抜き)。

プラスチックごみによる環境汚染への懸念が世界的に高まるなか、ファーストリテイリングでは、使い捨てプラスチックを2020年中にグループ全体で2018年実績比85%（約7800トン）削減するという目標を、2019年7月に設定している。この実現に向けて、2019年9月からプラスチック製ショッピングバッグを全世界で順次、再生紙などの環境に配慮した紙製へと切り替えてきた。

また、商品パッケージについても、プラスチック製パッケージを順次撤廃し、あるいは環境に配慮した再生紙などの素材を使用した代替パッケージへと切り替えている。たとえば2019年秋冬シーズンには、ユニクロのルームシューズでプラスチック製パッケージを廃止した。2020年春夏シーズンの「エアリズム」一部商品などでも、紙製ヘッダータイプのパッケージを導入している。2020年秋冬シーズンからはさらに取り組みを勧め、ユニクロの「ヒートテック」、ジーユーの一部インナー商品でも紙製ヘッダータイプのパッケージへ切り替えていく。

ファーストリテイリングは、「環境への配慮」をサステナビリティ活動における重点領域の一つに掲げる。今後も、サプライチェーン全体で使い捨てプラスチックなど廃棄物の削減と、リサイクル素材などの活用による資源の循環利用に向けた取り組みを進めていく。