イオンnews|フェアトレードでコーヒーとカカオの持続可能な調達を促進

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は、自然資源の持続可能性と事業活動の継続的な発展との両立を目指す「イオン 持続可能な調達原則」に基づいた商品調達の一環として、トップバリュで販売するコーヒーに加えて、チョコレートで使用するカカオについても、2030年までに持続可能な裏付けが取れたものへと転換する目標を定めた。

持続可能な裏付けの根拠として、第1に国際フェアトレード認証、レインフォレスト・アライアンス認証など、イオンが認定する第三者認証を取得した原料を使用していること。第2に、生活・報酬面の課題解決、環境保全活動、労働環境の改善、教育機会の拡大など、生産者や労働者が抱える社会課題の解決に向けたプロジェクトをイオンが直接支援し、生産地の持続的な発展に寄与していること。この2点のいずれか、あるいは両方を満たしていることを確認していく。

この取り組みをさらに進めるため、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンと、新たに「カカオ調達に関する覚書」を締結している。コーヒーやカカオは、栽培適地が赤道付近に集中しており、投機対象にもなっていることから相場変動の影響が大きく、経済的・社会的に弱い立場である生産者に負担がかかっているとされる。

イオンは、適正価格で商品を購入することで生産者の自立を支援する貿易の仕組み「フェアトレード」認証商品を2004年から取り扱っているほか、2014年にはアジアの企業で初めて「国際フェアトレード原料調達制度」に参加するなど、人権を尊重した公正取引に関する活動を行っている。

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