コンビニnews|大手3社がトヨタFC小型トラックによる配送実験開始

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、永松文彦社長)、(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)、(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)のコンビニ大手3社は、水素を燃料とした「燃料電池(FC)小型トラック」などの導入・実証実験を開始した。

3社は2020年12月に、トヨタ自動車、日野自動車と共同でFC小型トラック実用化と、将来の普及に向けた環境整備に取り組むことを発表していた。

セブン-イレブンは環境配慮型車両の一つして、トヨタ自動車が開発した「FC 小型トラック」の実証実験を2019 年 4 月から行い、2020 年春からは一部車両の実証エリアを栃木県の水素ステーション(とちぎ水素ステーション)併設型配送センター併設型センターに変更。8月11日(水)からは、このとちぎ水素ステーションで新型車両に切り替えて第2フェーズの実証実験を行う。新型のFC 小型トラックは、異なる温度帯の商品を積載でき、より長い航続距離の走行テストが可能になる。

ファミリーマートは2021 年 10 月以降、FC小型トラックの実用性・利便性を検証するための走行実証を行う。愛知県岡崎市にあるファミリーマート岡崎定温センターを起点とした 1 日 3 便の店舗配送コースを、トヨタ自動車といすゞ自動車が共同開発したFC小型トラック(最大積載量 3 トン・2 室式)を1台使用して実施する予定だ。また、既存の水素ステーションを利用し、定温配送に燃料電池小型トラックを導入することで、実用性(燃費・航続距離・温度管理)と利便性(水素ステーションでの充填タイミングや充填時間)に関する検証も行っていく。

ローソンもトヨタ自動車と日野自動車が共同開発したFC小型トラックを東京都大田区の配送センターに1台導入した。7月30日(金)から東京都内のローソン約20店舗への弁当やおにぎりの配送に使用して、走行実証実験を行っている。今後、走行実証実験による評価を踏まえ、社会的・ビジネス的観点において実用化可能かどうかを検証していく。

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