スギnews|マレーシアのALPRO PHARMACYと業務提携/アジア展開強化
スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)は7月6日(水)、マレーシア国内で薬局・クリニック事業などのヘルスケア事業を展開する ALPRO PHARMACY SDN.BHDD(ヌグリ・スンビラン州)と業務提携することについて合意したと発表した。
業務提携の内容は以下の通り。
【スギホールディングスの役割】
1. ALPRO PHARMACY に対し、スギ薬局PB商品(エスセレクト)および日本のNB商品の輸出および
商品情報の提供
2. ドラックストア経営および運営ノウハウの共有(陳列・販売方法・オペレーション等)
3. ALPRO PHARMACY と共同での made in Japan 商品の商品開発
4. ALPRO PHARMACY との人材交流
5. マレーシア国内での、ALPRO PHARMACY へのロゴなどの商標許諾
【 ALPRO PHARMACY の役割】
1. スギホールディングスより、スギ薬局PB商品(エスセレクト)および日本のNB商品の輸入
2. 輸入商品の実店舗および自社E-コーマスでの販売
3. 輸入商品のマレーシア国内におけるマーケティング活動
4. 訪日(インバウンド)マーケティング活動への協力
5. マレーシア国内での、スギホールディングスが指定する商標の使用
6. スギホールディングスとの人材交流
スギホールディングスは、同社グループで培ったヘルスケア領域でのビジネスモデルおよび商品を国内外に対して提供することで、広く深く国際社会に貢献することを使命と捉え、現在アジアを中心に海外事業を展開している。
ALPRO PHARMACY は、マレーシア国内に190店舗以上を展開する国内急成長のチェーン薬局。処方箋調剤数トップシェアを誇る「アルプロ薬局」の運営会社であり、「地域社会の改善のために専門的なヘルスケア製品、サービス、アドバイスを提供すること」を経営理念に掲げ、2002年の創業以来、医薬品(調剤/OTC)、健康食品、介護用品などのヘルスケア商品のみならず、理学療法やリハビリサービス、糖尿病患者向けの一次医療サービスなどの提供を通して、マレーシア薬局市場における独自のポジションを確立している。
また、次期の中期5カ年計画で、マレーシア国内での出店加速および近隣東南アジア諸国へのビジネス展開を計画している。電子商取引(EC)やサービスのデジタル化、O2O(オンライン・ツー・オフライン)モデルの強化にも一層力を入れることで、地域のお客の健康をより支援できるような体制の構築を目指している。
今回の業務提携は、このような両社の取組みをより進化させるものであり、同社グループで培ったトータルヘルスケアのビジネスモデルや商品・商標の提供に加え、互いの経営ノウハウの共有などを通して、両社の事業展開をより一層推進していく。また、提携の円滑な推進のために、ALPRO PHARMACY と協議の上、双方の人材交流も予定している。
スギホールディングスは、ALPRO PHARMACY との提携を通じ、「経済価値」のみならず、アジア地域での「社会価値」の創出にも資する新たな価値創造に挑戦していく。