シュフーnews|電子チラシサービス「Shufoo!」買物意識調査の結果発表

凸版印刷(株)(東京都文京区、麿秀晴社長)と、凸版印刷のグループ会社である(株)ONE COMPATH(ワン・コンパス:東京都港区、早川礼社長)は9月7日(水)、ワン・コンパスが運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する全国の男女を対象とした「買物に関する意識調査」の結果を発表した。

この調査は2022年7月5日(火)~7月14日(木)に実施された。調査対象は、全国の「シュフーポイント」会員(全年齢層の男女)で、有効回答数は2万2112。調査方法は「インターネットリサーチ」。

⑴スーパーに行く頻度について
「直近3か月以内にスーパーに行った」と回答した人(n=2万0366)を対象に、まずはスーパーに行く頻度について質問した。「ほぼ毎日」が13.3%で、前回の2022年3月調査から0.9ポイント上昇した。これは、調査を開始した2020年6月以降、2020年10月調査と11月調査に記録した13.3%と並ぶ最高タイ記録。13%を超えたのは2021年7月調査(13.0%)を含め計4回で、今回1年ぶりに13%を越えた。「2~3日に1回程度」は0.3ポイント増加、やや頻度の少ない「週に1回程度」は、1.6ポイント減少した。

また、スーパーに行く頻度が高い「ほぼ毎日」「週2~3回程度」を合算した割合を初回の2020年6月調査から最新調査まで見てみると、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置といった行動制限の有無によって数値が変化していることが分かる。最新調査では行動制限がなく、まん延防止等重点措置期間中だった前回の3月調査から1.2ポイント上昇した。

⑵スーパーでの買物時間について
この質問では、「10分未満」が前回から0.8ポイント、「10分~20分未満」が0.6ポイント減少した。一方、比較的長い「20分~30分未満」は前回から0.4ポイント、「30分以上」は0.8ポイント上昇した。短時間派が減り、長時間派が増えていることが分かる。

⑶スーパーでの買物の計画性について
前問を裏付けるように、スーパーでの買物の計画性については、「予定を立てずに購入」が0.8ポイント上昇した。コロナ禍で増えた「予定していたものだけを購入」する計画購買派は1.2ポイント減少した。

これまでの調査結果から、買物頻度・時間と非計画購買派の増加が見て取れた。これは緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による行動制限がなかったことに加え、「物価上昇」の影響を受けていることが自由回答から分かった。「物価が上昇しているため、余計な物は買わないように事前に決めてから買いに行く」(60代以上・男性)など今まで以上に計画的になったという人がいる一方で、「物価が高いので厳選して買物するため時間がかかる」(60代以上・女性)、「物価が高くなって安いところを探して複数店舗を回ったりして余計に時間がかかる」(40代・女性)など物価上昇が原因で買物時間が長くなっているとするコメントが多かった。

また、「今はコロナよりも商品の値上げラッシュに意識がいっていて、お目当ての日替わりセール品に合わせて買物をするので、頻度や買物時間が少し変わった」(50代・女性)、「コロナよりも値上げのためチラシ日にまとめ買いするようになった」(50代・男性)など、物価上昇に対する対策によって今の買物スタイルを続けている、という意見も多かった。

その中で、「コロナの第7波が来ているので、店舗滞在時間は減らしたい」(60代以上・女性)、「第7波が来ているので臨機応変に対応したい」(60代以上・男性)など新型コロナの感染状況を懸念する人も多く、現在、日常的な買物には物価上昇と新型コロナという2つのテーマが大きな影響を与えていることが分かった。

■「Shufoo!」
凸版印刷が2001年8月から運営を開始し、30~50代の女性を中心に利用されている国内最大の電子チラシサービス。2019年4月1日、ONE COMPATHへ事業が継承された。大手流通各社、地域主力スーパーなど約4600法人、約12万店舗が参加している。PV数は月間4.5億PV、ユニークユーザー数は月間1600万(2022年7月現在、提供ASP上のアクセス含む)となっている。チラシの閲覧回数や閲覧部分のデータを収集・分析するマーケティング機能も備えている。また、生活者はスマートフォンやタブレット端末、PCなどさまざまなデバイスから日本全国のチラシをはじめとする買物情報を閲覧することができる。

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