イオンモール 仙台市内の東北大学キャンパスを220億円で落札
イオンモールが仙台市の中心にある東北大学のキャンパスを220億1000万円で落札した。
1月31日、東北大学が発表した。
イオンモールが落札したのは、移転を計画している東北大学農学部・農学系研究科がある仙台市青葉区の雨宮キャンパス。宮城県庁舎や仙台市庁舎などが集まる中心市街地から近い場所にあり、敷地面積は約9万3000㎡。
今回の入札には大手不動産会社など7社が応札したが、入札金額と利用計画の総合評価でイオンモールが選ばれた。今月末に契約を締結し、2018年3月の引き渡しを予定している。
東北大学は、仙台商工会議所や仙台市などと立ち上げた「東北大学キャンパス移転まちづくり会議」がまとめた報告書に沿う土地利用を売却条件としていた。報告書は「商業施設」「居住施設」「医療・福祉施設」が一体となった複合市街地を想定している。
東日本大震災から3年。小売業が被災地の「復興」に大きな力を発揮することになる。
イオンモールのこの落札は、イオングループの根底にあるバランスシート経営の実行・実践であると同時に、東北地方でのイオンの存在感を象徴することにもなる。何しろ東北大学キャンパスの落札なのだから。
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