イトーヨーカ堂news|土居仁執行役が語る「ヨーク デリ」と「新戦略」の全体像
(株)イトーヨーカ堂(東京都品川区、真船幸夫会長兼社長)がオリジナル惣菜ブランド「YORK DELI(ヨークデリ)」を立ち上げてから2周年。2年間の成果と惣菜新戦略の概要について、土居仁執行役員フード&ドラッグ事業部長が語った。

調査では40%のお客さまが惣菜で店を選ぶというデータがあります。もはや惣菜部門は売場の一部ではありません。それに対して、イトーヨーカ堂の売場は対応できていなかった。そこで惣菜で選ばれる店になろう、ということが「ヨーク デリ」立ち上げの目的でした。

コンセプトは「毎日食べたいおいしさ」です。これを実現させるために、店内のできたてと、千葉キッチンを起点にしたピースデリの製造インフラを組み合わせることで品質の安定化と供給力を両立させてきました。
商品づくりでは、毎日食べたくなるやさしいおいしさを実現するために調味料を内製化した。そして、売場は商品の良さがきちんと伝わるように販促物を刷新した。ブランドを「YORK DELI」に統一したPOPボードに切り替えた。
さらにお客さまが選びやすいように煮物・炒め物、サラダ、調理麺といった分類のサインパネルを再設計した。また、ポテトサラダ、唐揚げ、ロースかつ重などの重点商品については、統一デザインの「ベネフィットPOP」を使って、それぞれの商品価値を訴求するようにしました。
ここまでの2年間を振り返るとスタートの2024年は基盤構築として、製造・供給体制を確立してきました。2月にピースデリ千葉キッチンを稼働させて、5月に新ブランド「ヨーク デリ」を立ち上げました。その後、9月にサテライトキッチン西日暮里を稼働させた。
2025年は、供給エリアと量の拡大を目指した。3月はサテライトキッチン中延の稼働、アイワイフーズとピースデリを統合し、ピースデリがイトーヨーカ堂の子会社となり、製商販一体の体制となりました。
2026年に入って、商品の付加価値・選択肢の拡充を目指した。例えば、副菜のおばんざいシリーズの小量サイズ「プラスワンデリ」をリリースした。もともとあったブランドですが、素材本来の味付けに改良することで商品を再設計しました。
以上の取り組みの結果、デリカの既存店売上高は2025年度前年比約5%増になり、商品数は43から100アイテムになりました。全体売上げの惣菜構成比は13%未満から14%に、惣菜におけるヨーク デリ比率は83%から90%になった。さらに、惣菜構成比15%、ヨーク デリ比率100%を目指していく。
