公取委news|「流通・取引慣行ガイドライン」25年ぶりの改正
公正取引委員会は、1991年7月11日に制定された「流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針」(公正取引委員会事務局。以下「流通・取引慣行ガイドライン」)を改正した。制定後、約25年が経過し、流通・取引慣行の実態が大きく変化していることから、実態に即したガイドラインを制定し直したことになる。
改正に当たっては、各界の有識者で構成される「流通・取引慣行と競争政策の在り方に関する研究会」を開催して検討を重ねた。
同研究会は、昨2016年12月16日に公表された報告書の中で、「最近の流通実態を踏まえつつ、分かりやすく、汎用性のある、事業者及び事業者団体にとって利便性の高い流通・取引慣行ガイドラインを目指すべき」と述べている。
それを受けて公正取引委員会では、今年2017年4月7日にその改正案を公表し、5月10日を期限として、関係各方面から広く意見を求めてきた。
その意見募集では、流通・取引慣行ガイドラインの改正案に対し、23件の意見が提出されている。公正取引委員会は、提出された意見を慎重に検討した結果、改正案を一部変更した上で、今回の改正を行った。
公正取引委員会では、流通・取引慣行ガイドラインを十分に周知し、事業者及び事業者団体の独占禁止法違反行為の未然防止とその適切な活動の展開に役立てていく。
詳細は公正取引委員会HP
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