キリン堂news|全店舗の自動発注システムを刷新/欠品27%削減
(株)キリン堂(大阪府大阪市、寺西豊彦社長)は、発注業務の大幅な効率化を目指し、(株)シノプスが開発した需要予測型自動発注システム「sinops-DgS(シノプス-ドラッグストア)」を全店舗に導入する。
キリン堂は、ドラッグストアと調剤薬局を、関西地区中心に371店舗(2020年2月末)展開しているが、一般食品や日配食品などのカテゴリー強化を進めるなか、欠品や過剰在庫の発生、現場での手作業が減らないことなどが課題となっていた。
キリン堂ではシノプスに同社の「sinops-R6」をベースにドラッグストア向けに改良を加えることを提案して、2019年からキリン堂の一部店舗でパイロットプロジェクトを進めてきた。両社は機能をアップデートしながら検証を重ね、新たに「sinops-DgS」を開発。
新システムは従来のキリン堂のオペレーションと比べて、欠品数を27%改善できること、最も時間がかかっていた日配品の発注時間を50%削減できることが期待されている。「sinops-DgS」の製品化が完成次第、キリン堂は店舗の自動発注システムを順次切り替えていき、2020年11月までに全店舗に導入する予定だ。