Amazon news|第1Q売上高17%増の597億ドル・営業利益2.3倍増と好調
アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)が3月31日で終わった2019年度の第1四半期決算を発表した。
売上高は、前年同期比17.1%増の597億ドル(100円換算で5兆9700億円)、営業利益は129.4%増の44億2000万ドル、純利益は118.6%増の35億6100万ドル。純利益は4四半期連続での記録更新。1株当たりの利益は7.09ドル。
部門別では、北米部門の売上高が358億1000万ドル、営業利益が22億8700万ドル、国際部門の売上高が161億9200万ドル、9000万ドルの赤字。収益性の高いクラウドコンピューティング部門であるAmazon Web Services(AWS)は第1四半期も増益をけん引した。AWSは売上高が76億9600万ドル、営業利益が59%増の22億2300万ドルとなった。北米部門の売上高はAWSの約5倍だが、営業利益はAWSをわずかに上回る程度だった。
売上成長率は北米が17%、国際が9%、AWSが41%である。
ホールフーズ・マーケットを含むリアル店舗の売上げは1%増加し、前四半期の3%減少から改善している。
eコマースにおける商品売上げの成長が鈍化している。これは売上げの58%を占める第三者セラー、つまりプラットフォームへの出展者の売上高(売上げ歩合制)が増えていることと、市場が飽和状態に近くなってきていることが考えられる。今後もサービス部門が拡大されると思われる。
第2四半期は、売上高595億ドルから635億ドル(前年度比13%~20%増)、営業利益は26億ドルから36億ドルを見込んでいる。