ウォルマートnews|第1Q営業収益1615億ドル6%増/EC販売2桁増
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)が2025年1月期の第1四半期決算を発表した。
第1四半期(24年2月~4月)の営業収益は1615億0800万ドル(1ドル150円換算で24兆2262億円)で、前年同期比6.0%の増加を果たした。営業利益は68億4100万ドル(1兆0262億円)で9.6%増、純利益は51億0400万ドル(7656億円)で205.1%増加した。
事業部門別では、米国内部門の「ウォルマートUS」が売上高1086億7000万ドルで4.6%増、営業利益は53億3200万ドルで7.0%増加した。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は3.8%増、客数は3.8%増、客単価は0.0%と横ばいだった。
EC販売は店内フルフィルメントのピックアップとマーケットプレイス(第三者出品プラットフォーム)が好調で、22%増加した。また広告収入は26%増加した。
国際部門の「ウォルマートインターナショナル」の売上高は298億3300万ドルで12.1%増、営業利益は15億3300万ドルで31.7%増。とくにメキシコ、中国、インドのEC「Flipkart」の業績が好調で、EC販売は19%伸長した。
また会員制倉庫型店舗の「サムズクラブ」は、売上高214億3500万ドルで4.6%増、営業利益は6億1500万ドルで34.3%増。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は4.4%増、客数は5.4%増だったが、客単価は0.1%減少した。
サムズクラブのECも好調で18%増。会費収入も13.3%増加し、過去最高の会員数を更新した。また在庫削減にも取り組み、4.9%削減した。
ダグ・マクミロンCEOのコメント。
「私たちのチームはすばらしい第1四半期を達成しました。私たちの目標は世界中どこであってもシンプルです—『お客さまのお金と時間の両方を節約する』ことに重点を置いています。原理原則に沿って確実に業務を遂行すると同時に、ショッピングをより楽しく・より便利にするために革新するアソシエーツたちの姿には関心します。ウォルマートは『人間の力』と『テクノロジーの力』の組み合わせによってビジネスを推進しているのです」