ウォルマートnews|2026年までに2300店に電子棚札を導入
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は2026年までに約2300店舗に電子棚札を導入すると発表した。現在、テキサス州ダラス郊外のグレープバイン店で実験導入している。
ウォルマートの店舗には平均約12万アイテム以上の商品が並び、それぞれにプライスタグが付けられている。そして毎週のように導入される新商品やロールバック・マークダウン(値下げ)などによって、タグを変更する作業が発生する。
そこで電子棚札を導入するメリットとして、同社は「生産性向上」「在庫管理の簡素化」「オンライン注文のフルフィルメントの高速化」の3点を挙げる。
「生産性向上」の面では、広大な店内を歩き回ることなく、たった数クリックで売価変更作業を行うことが可能となる。これまで2日かけていた作業時間が数分で完了する。そしてその分、顧客対応に時間を使うことができるようになる。
「在庫管理の簡素化」では在庫補充する際、モバイル端末で電子タグのLEDライトを点滅させる「Stock to Light」機能を使用することで、商品棚の位置を簡単に識別できる。
また「Pick to Light」機能によって、オンライン注文された商品の棚に誘導されることで、スピーディなピッキング作業と、フルフィルメントの精度が向上する。