ターゲットnews|第3Q営業収益257億ドルで増収減益/ビューティ部門好調

米国のディスカウントストア業態チェーン第2位のターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)が2025年1月期の第3四半期決算を発表した。

第3四半期(8~10月)の営業収益は256億6800万ドル(1ドル150円換算で3兆8502億円)で1.1%増、営業利益は11億6800万ドル(1752億円)で11.2%減、純利益は8億5400万ドル(1281億円)で12.1%減の、増収減益だった。

既存店ベースでは客単価が2.0%減だったものの、客数が2.4%増加したことで、売上高0.3%増とかろうじて前年同期をクリアした。

店舗での売上高は既存店1.9%減少した一方で、デジタル販売(EC)は10.8%の2桁増。ターゲット・サークル360の即日配達が約20%増、ドライブ・アップ(駐車場でのピックアップ)も2桁の成長率を示している。

商品別では、ビューティー部門の既存店売上げ増加率が6%を超えた。また食品・飲料および生活必需品の部門では1桁台前半の成長だった。

販売チャネル別売上げ構成比は、店舗が81.5%、デジタル販売が18.5%。昨年の第3四半期は店舗が83.2%、デジタルが16.8%だったことから、確実にEC需要が伸びているのがわかる。なお、EC注文の97.7%が店内でフルフィルメントされている。

自社クレジット「ターゲット・サークル・カード」での売上げ構成比は全体の17.7%。

第3四半期期末時点の店舗数は前年同期より22店舗増加し、1978店舗となった。

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