Food Lion、バナー転換・店舗改装を断行
ベルギーのスーパーマーケット企業Delhaize(デレーズ)。
2011年売上高は192億ドル、100円換算で1兆9230億円。
伸び率は2.2%。
アメリカでの総店舗数は1650店。
1867年に創業した老舗。
1975年Food Town Storesチェーンを買収し、アメリカ・マーケットに進出。
1983年にFood Lion に店名を変更した。
その後、1991年 ベルリンの壁崩壊に伴い、
東ヨーロッパへ の進出を始める。
2000年には、アメリカのHannaford Bros. Incを買収。
2001年 Delhaize Americaを100%子会社化。
さらに2003年、アメリカ南東部に展開するHarveysを買収している。
Food Lionは、同社の中心的なバナーで、
アメリカ東海岸のほぼ全域に、約1200店舗展開している。
Delhaizeのアメリカでのバナーは
Food Lionの他にも、
bottom dollar、Harvey’s、
Hannaford、Sweetbayなどがある。
さて、そのFood Lionだが、178店舗改装が完了。
中には、昨年廃止されたBloomバナーの店舗を改装し、
Food Lionにバナー転換を果たした店舗もある。
店舗の新装開店にあたり、
6000アイテムの値下げやプライベートブランド商品の改良、
800名の従業員を新規採用した。
この“リブランディング”(バナー転換)戦略で、
Food Lionは店舗網の拡大、そして顧客満足度の向上を目指す。
すでに既存店舗の80%、約800店舗でリブランディングを適用している。
フランスのカルフールは1994年にアメリカから早々と撤退した。
イギリスのテスコは今年、Fresh & Easyの撤退を発表。
そんな中、ベルギーのデレーズとオランダのアホールドは健闘。
やはりアメリカにも土着しなければ、生き残れない。
小売業はドメスティックな産業ということを、デレーズとフード・ライオンが証明している。
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