近鉄百貨店news|第1Q「あべのハルカス」テナント改廃進め大幅増収増益
(株)近鉄百貨店(大阪市、髙松啓二社長)は、2018年2月期第1四半期の決算を発表した。
3月から5月までの3カ月業績は、売上高669億2600万円(前年同期比1.7%増)、営業利益10億2800万円(22.8%増)、経常利益9億2200万円(22.0%増)、純利益9億4700万円(79.0%増)の大幅な増収増益となった。
売上高対比の営業利益率は1.5%、経常利益率は1.4%だった。
セグメント別業績は以下のとおり。
百貨店事業は、売上高608億2400万円(3.1%増)、営業利益は6億6100万円(366.8%増)。
あべのハルカス近鉄本店では、食料品売場や化粧品売場に人気のショップを新設するなど、ショップの改廃を進めた。上本町店などでも、大型専門店の導入や改装を実施した。 ベーカリーブランド「ブロッドン」を奈良店に導入するなど、フランチャイズ方式による直営店舗を積極的に出店した。また三重県伊勢市で開催された「第27回全国菓子大博覧会・三重」会場内の物販ブースの運営を受託したことも増収につながった。
卸・小売業は、(株)シュテルン近鉄の輸入自動車販売が好調に推移し、売上高は38億1200万円(0.9%増)、営業利益は1億2600万円(▲25.0%)。
内装業は、(株)近創で前年に大口工事受注があった反動で、売上高は15億3100万円(▲34.3%)、営業利益は2億1600万円(▲63.2%)と大きくマイナス。
その他事業は、(株)Kサポートのレジ業務の受託増加などにより、売上高は7億5800万円(7.2%増)、営業利益は4500万円(前年同期は100万円の営業利益)と利益も改善した。
2018年2月期の連結業績は、売上高2677億円、営業利益35億円、経常利益29億円、純利益24億円を見込んでいる。
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