サンドラッグnews|第2Q売上高3956億円6.4%増・経常利益0.6%減
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)が2025年3月期の第2四半期決算を発表した。
4月1日~9月30日の連結業績は、売上高3955億8500万円(前年同期比6.4%増)、営業利益212億1200万円(2.9%増)、経常利益208億2800万円(0.6%減)、中間純利益142億7000万円(1.5%増)だった。
営業利益率5.4%、経常利益率5.3%。
サンドラッググループは、「安心・信頼・便利の提供」をキーワードに、専門性を一層高め、駅前店舗を中心に、医薬品・健康食品・化粧品などのインバウンド需要の取り込みを強化した。
ドラッグストア事業は、売上高2556億2300万円(5.3%増)、営業利益126億4300万円(3.2%減)だった。インバウンド需要がゆるやかに回復し前年同期を上回っているものの、依然としてコロナ禍前水準の約70%程度で推移している。海外景気の影響を受け、サマー化粧品を中心とした卸売りが第1四半期に大きく減少したことにより、売上高・売上総利益はともに前年同期を上回ったが、計画は下回った。販売管理費は計画の範囲内ではあるものの、生産性向上を目的とした電子棚札の導入拡大により、前年同期比では一時的に管理費が増加した。
ディスカウントストア事業は、売上高1684億2300万円(8.6%増)、営業利益が85億6800万円(13.6%増)と増収増益。前年同期の酒類増税に伴う駆け込み需要の反動減、原材料価格の高騰に伴う食料品などの市場価格上昇により、食品部門が好調に推移し、売上高が前年同期を上回った。
グループ全体の9月末時点の店舗数は、ドラッグストア事業が1091店(直営店838店、星光堂薬局80店、サンドラッグプラス74店、大屋61店、フランチャイズ店38店)、ディスカウントストア事業399店(ダイレックス)の合計1490店となった。