イオンモールnews|年商2881億円6.8%増・経常利益5.6%増/海外黒字化
イオンモール(株)(千葉県千葉市、吉田昭夫社長)の2018年2月期は、営業収益が2881億1100万円(前期比106.8%)の増収、営業総利益は760億6800万円(108.1%)と増加。販売費および一般管理費が5.7%増だったものの、営業利益は492億1100万円(109.5%)の増益。経常利益は490億2200万円(105.6%)、純利益は305億4200万円(107.1%)と、変わらず絶好調だ。
イオンモールは2017年度からの中期経営計画に基づいて、①アジアにおける成長機会の獲得、②新たな国内需要の発掘、③圧倒的な地域No1モールへの進化、④都市部における成長機会の獲得、⑤成長を支えるファイナンスミックスと組織体制構築の5つを成長施策に設定している。
国内事業は営業収益が2554億9900万円(104.7%)、営業利益500億7400万円(102.8%)。モール事業は、既存2モールの増床、12モールのリニューアルを実施している。また7モール(オーパ業態2含む)をオープンさせている。
海外事業の中国・アセアンは、市場の認知が進み、営業収益が326億1100万円(126.9%)と伸長した。営業損失も前年の38億円から8億8400万円へと大幅に圧縮している。
中国市場では、既存の13モール中8モールで黒字化を達成している。アセアンでも既存6モールすべてが黒字に転換した。
2018年度は、2018年3月にオープンしたイオンモール座間(神奈川)をはじめ、話題のTHE OUTLETS HIROSHIMA(広島県、4月)、イオンモールいわき小名浜(福島県、2018年夏)、イオンモール津南(三重県、2018年秋)の4モール、および)那覇オーパ(沖縄県、2018年秋)、八王子オーパ(東京都、2018年秋)を開設する予定だ。
なお、5月16日付で、新役員体制となる。取締役昇格は2名、常務昇格は1名。
吉田昭夫 代表取締役社長
岩本馨 専務取締役開発本部長
千葉清一 専務取締役財経本部長兼アセアン担当
三嶋章男 常務取締役営業本部長
藤木光広 常務取締役リーシング本部長 (取締役から昇格)
岡田元也 取締役相談役
玉井貢 取締役アセアン本部長
佐藤久之 取締役中国本部長
横山宏 取締役開発本部開発企画統括部長
岡本正彦 取締役管理本部長(新任)
伴井明子 取締役営業本部デジタル推進統括部長 (新任)
平真美 社外取締役(独立役員)
河端政夫 社外取締役(独立役員)
*役員人事記事は企業ニュースリリースをもとに作成している。