2017年商業販売統計|3年ぶりに商業販売額3.1%増/卸3.6%・小売1.9%
経済産業省が2017年の商業販売額動向を発表した。
商業販売額は、前年比3.1%増と、3年ぶりに前年を上回った。商業は卸売業と小売業を指す。卸売業販売額は3.6%増、小売業販売額は1.9%と、卸売業が牽引した。
食料・飲料卸売では、外食産業向けの増加や食料品の輸出入増が好調だった。また大規模卸売店の年間販売額は、前年比6.1%と3年ぶりの大幅伸長となった。
小売りでは飲食料品が0.3%の微増ながら11年連続の増加。医薬品・化粧品は6年連続の伸びで3.9%。一方で、無店舗は前年を0.7ポイント下回った。
業態別の年間販売額の動向は以下のとおり(全店ベース)。
(統計資料を元に商人舎作成)
伸長しているのはドラッグストア5.4%、家電大型専門店3.1%、コンビニエンスストア2.4%、スーパーマーケット0.4%。前年を下回ったのは、ホームセンター▲0.4%、百貨店▲0.7%。店舗数の増え続けているコンビニエンスストアは19年連続で伸長している。
また百貨店とスーパーマーケットの既存店動向が発表されている。百貨店は0.6%増で2年ぶりに増加に転じた。一方でスーパーマーケットは4年ぶりで▲0.2%の減少となった。