10月チェーンストア統計|既存店2.0%増/食料品は買上点数減少も販売額伸長
日本チェーンストア協会(東京都千代田区、尾﨑英雄会長)が 2025年10月度の「チェーンストア販売統計」を発表した。

会員企業46社・9461店の調査。店舗数は前月より32店舗増加、対前年同月比でも165店舗増加している。1㎡当たり売上高は4万4712円で、対前年同月比100.1%。
10月の総販売額は1兆0335億5176万円で、対前年同月比は全店で101.0%、既存店は102.0%だった。売上構成比は「食料品」が71.0%、「住関品」が19.2%、「衣料品」が4.6%となっている。

部門別売上高は、食料品が7341億3970万円で既存店100.9%。住関品は1986億7178万円で98.1%、衣料品は478億3598万円で90.3%。「サービス」は27億8413万円で115.7%、「その他」は501億2017万円で131.2%だった。
販売概況としては、食料品は節約志向が続くなかで買上点数の減少傾向が続いているが、店頭価格の上昇により販売額をカバーした。衣料品はまずまずの動き、住関品の動きは鈍かったが総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。
