6月百貨店統計|売上高4688億円2.3%増/株高・円安で高額品が伸長
一般社団法人日本百貨店協会 (東京都中央区、好本達也会長) が2026年6月の「全国百貨店売上高概況」を発表した。調査対象は68社172店舗。

6月の売上高は4687億7175万円で前年同月比2.3%増、6カ月連続で前年実績を上回った。休日1日減に加え、梅雨や台風等の天候影響による入店客数の減少 (6.7%減) もあり、国内売上高は 0.2%減と 11カ月ぶりのマイナスとなったが、円安基調の継続を背景にインバウンド需要が拡大し、免税売上高は二桁増と好調に推移した。ラグジュアリーブランドを中心に時計や宝飾などの高額品が引き続き堅調だったほか、アニメや映画関連の文化催事や食品催事は新規顧客の来店増にも寄与した。

地区別では売上げの79.3%を占める都市部 (主要10都市) では4.0%増加した。仙台、横浜を除く8地区で6カ月連続のプラス。一方で地方 (10都市以外の7地区) は3.4%減と前年を下回った。全地区で2カ月ぶりのマイナス。

商品別で見ると、主要5品目のうち、身のまわり品、雑貨の2品目がプラスとなった。

主力の衣料品は0.1%減。前年に比べ気温が低めに推移した影響で盛夏商品の動きが鈍かった。5カ月ぶりに前年割れとなった。婦人服・洋品は6カ月連続でプラスとなった。紳士服・洋品は3カ月ぶりのマイナス。身のまわり品は7.4%増。ラグジュアリーブランドが堅調に推移した。
雑貨は10.6%の2桁増。化粧品が3カ月連続、美術・宝飾・貴金属が11カ月連続でプラスとなった。宝飾品や時計などの高額品は株高を背景とした国内富裕層の旺盛な購買意欲に支えられたほか、円安による訪日客需要も加わって好調だった。ボーナス支給時期に伴う自分へのご褒美需要も一部で見られた。
家庭用品は2.1%減、食料品2.6%減、食堂喫茶6.1%減、サービス3.6%増、その他3.8%減。また商品券は、8.7%減少し、27カ月連続でマイナスとなっている。
食料品は物価上昇や入店客数減などから6カ月ぶりに前年を下回った。生鮮食品が27カ月連続、菓子が11カ月ぶり、惣菜が9カ月ぶりにマイナスとなった。中元商戦では、法人向けギフト需要は縮小傾向にある一方、自家需要は引き続き増加している。
