11月総合スーパー統計|衣料堅調も食品・住関連マイナス響き既存店0.6%減
「チェーンストア販売統計11月度速報」が、日本チェーンストア協会から発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を運営する企業が多い。そのため、商人舎ではこの統計を総合スーパーの動向として見ている。11月の加盟企業数56社、9825店舗。企業数は10月と変わらないが、店舗数は1カ月で81店舗増えている。また前年同月からは363店舗増加した。
11月の総販売額は1兆0753億4093万円で、前年を0.6%下回った。
食料品では畜産品2.3%増、水産品1.1%増と前年をクリア。しかし、農産品は昨年の相場高の反動で▲6.1%と減収が続いている。
衣料品は婦人・紳士ともに前年を下回ったが、その他衣料・洋品が売上げを伸ばし、全体ではわずかながらプラスとなった。中旬以降は、気温低下とともに冬物衣料が動いた。
住関品は、医薬・化粧品だけが0.7%増。家電製品が▲9.5%、日用雑貨品▲4.9%と大きく減少したことが響き、全体ではマイナスとなった。
部門別の売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年同月比を記そう。
食料品 6887億1032万円(64.0%) ▲0.4%
・農産品 942億9547万円(8.8%) ▲6.1%
・畜産品 866億8769万円(8.1%) +2.3%
・水産品 618億1478万円(5.7%) +1.1%
・惣 菜 807億2785万円(7.5%) ▲0.4%
・その他食品 3651億8453万円(34.0%) +0.3%
衣料品 969億0501万円(9.0%) +0.2%
・紳士衣料 208億0618万円(1.9%) ▲0.5%
・婦人衣料 270億3069万円(2.5%) ▲0.2%
・その他の衣料・洋品 490億6814円(4.6%) +0.7%
住関品 2213億8813万円(20.6%) ▲2.7%
・日用雑貨品 866億2120万円(8.1%) ▲4.9%
・医薬・化粧品 286億8550万円(2.7%) +0.7%
・家具・インテリア 614億9435万円(5.7%) ▲0.7%
・家電製品 111億9164万円(1.0%) ▲9.5%
・その他商品 333億9544万円(3.1%) ▲0.4%
サービス 26億0640万円(0.2%) ▲7.6%
その他 657億3107万円(6.1%) +4.6%
検索キーワード: 統計 11月 販売 総合スーパー GMS 相場高 気温