3月コンビニ統計|気温高で花見需要多く既存店売上高1.3%増と3カ月連続
日本フランチャイズチェーン協会から、3月のコンビニエンスストア「統計調査報告」が発表された。
調査対象企業は7社。(株)セコマ、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソン。
既存店ベースの3月の売上高は8026億7300万円で、前年同月比1.3%増と3カ月続けて前年を上回った。3月は降水量は多かったものの、月の後半は全国的に気温が高く、花見需要も高まった。カウンタ―商材・調理麺・惣菜・飲料・アイスクリームなどが売上げを伸ばした。しかし、客数は12億9006万人で0.6%減。25カ月マイナスが続いている。
店舗数は、前年同月より1.7%増で930店舗増加して、5万5404店舗。
全店ベースの売上高は9138億7900万円(3.6%増)。客数は14億4686万人(1.6%増)。1店舗当たりの平均日販は53万2000円、客数は810人。
客単価は既存店622.2円(1.9%増)、全店631.6円(2.0%増)。ともにプラスで、客数減をカバーしている。
商品分野別売上高では、日配食品(1.0%)、加工食品(1.6%)、非食品(0.6%)、サービス(5.7%)とすべての部門が前年を上回った。
大手コンビニ3社の3月の概況を見てみよう(%は前年同月比)。
セブン‐イレブン・ジャパン
総店舗数2万0286店
既存店売上高 +2.0%
既存店客数 ±0.0%
既存店客単価 +2.0%
全店売上高 +5.3%
ファミリーマート
総店舗数1万7205店(ファミマ1万4954店、サークルK・サンクス1330店、エリアフランチャイズ(沖縄・南九州・JR九州R)921店
既存店売上高 +1.2%
既存店客数 ▲2.3%
既存店客単価 +3.5%
全店売上高 ±0.0%
*全店売上高の伸び率は、ファミリーマートとサークルK・サンクスの合算値
ローソン
総店舗数1万4083店
既存店売上高 ▲0.9%
既存店客数 ▲1.4%
既存店客単価 +0.5%
全店売上高 +5.9%
3月の既存店売上高は、セブン-イレブンは2.0%、ファミマは1.2%プラス。ローソンは▲0.9%とわずかながら前年を下回った。客数は、セブンは0%と横ばいだったが、ファミマとローソンはマイナスだ。