ウォルマートnews|来年2/1「Walmart Inc.」に正式社名変更して「脱Stores」
とはいっても、「Wal-Mart Stores, Inc.」から、「Walmart Inc.」への変更である。つまり「Stores」を外すことになった。その理由は、ネット時代が到来し、ウォルマートがそれを将来の姿であると認識したからだ。店舗、オンライン、モバイルデバイス(タブレットやスマートフォン)、さらに店舗での商品ピックアップ(Site to Store)などによって、顧客はシームレスにウォルマートの商品とサービスを受けられるようになった。そうなると、店舗小売業という機能にとどまらない。つまり「Stores」はワン・オブ・ゼムとなる。
現在のウォルマート・ストアーズ社長兼CEOのダグ・マクミロン(Doug McMillon)は、次のように述べている。
「当社は、お客さまから『ウォルマート』として知られていますが、現在は店舗だけでなく、好きなところで好きなツールを活用して、当社の商品を購入することができるようになりました。今後も、世界中の店舗に投資してそれを強化するとともに、お客さまの時間と経費を節約するために電子商取引の機能を拡張していきます。時間が経つにつれて、お客さまはますます『ウォルマート』のことを頭に描くことができるようになります」
ウォルマートは世界中に、eコマースサイトを含む60以上の異なるバナーを展開している。同社は1991年にメキシコシティへ出店して、初めて海外進出を果たして以来、現在は28カ国に1万1600以上の店舗とメンバーシップクラブをもっている。さらに2000年には、Walmart.comを立ち上げて、その後、ジェット・コムの買収などを含めてeコマースのバナーも拡大している。
だから社名から「Stores」を外すことになった。
しかし今後も、ニューヨーク証券取引所では「WMT」の略称で取引を継続する。
創業者のサム・ウォルトンは1962年にディスカウントストアの「ウォルマート」1号店を出店し、1969年に「Wal-Mart Stores」を正式名称とした。
そして1970年10月1日、ニューヨーク証券取引所に店頭株として公開した。現在のロゴマークは2008年6月にリニューアルされて、それがウォルマートを象徴するデザインとなっている。これは変更しない。
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