クローガーnews|キャッシャーレス”Scan, Bag, Go”アプリを400店に導入
2017年、アメリカ小売業のキーワードは「レジレス」だった。1月に話題になったアマゾンのレジレス店舗「Amazon Go」、3月にはウォルマートがノーキャッシャーの実験店「Store No.8」を出した。彼らに続けとばかりに、スーパーマーケットのトップ企業であるクローガーも虎視眈々とレジレス化の準備を進めていた。
ビジネスニュースサイト「Business Insider」によると、クローガーは2018年に国内の400店舗で、キャッシャーレス・サービス「Scan、Bag、Go」を展開する。
(出所:Business Insider)
買物客は、クローガーの提供するハンドヘルド(手持ち)スキャナー、またはスマートフォンの「Scan、Bag、Go」アプリを使用して、購入したい商品のバーコードをスキャンする。現段階では、買物終了後に、セルフ・チェックアウト・レジスターで支払うという流れだ。 ただし近い将来、店頭での支払いの代わりに、アプリを通じて決済を行うことができるようになる。つまり、レジで並んだり、レジに立ち寄ることが不要となる。
またこのアプリでは、買物中の合計金額が表示され、利用可能なクーポンが提供される。さらに今後は、ショッピングリストに記載されている商品が陳列されていることを、棚の近くを歩いたときに知らせてくれるというサービスも加わる。
アマゾンのAmazon Goは未だ実験段階であるし、ウォルマートのキャッシャーレス実験店はテキサス州、フロリダ州、サウスダコタ州、アーカンソー州、ジョージア州、ケンタッキー州の12店舗に留まる。クローガーがこのサービスを400店舗で開始すれば、一気に米国小売業に「キャッシャーレス」は普及するだろう。
アメリカのレジレス化への対応スピードは恐ろしく早い。「レジ無し」「チェッカー無し」の決済システムが日本人に合うかどうかという疑問はあるものの、日本の小売業におけるIT化のスピードアップは必須である。
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