イオンnews | 8月イオンリテール1.3%増、ウエルシア4.5%増

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要11社の8月の業績を発表した。

8月は、3年ぶりに行動規制がないお盆休みとなったため、帰省や行楽に伴う移動需要に対応すべく、家族向けのごちそうメニューや手土産品、トラベル用品、レジャー関連の商品等の拡充で販売強化を行った。

一方、物価生活必需品の値上げで節約志向がますます強まる中、大半の商品の価格据え置きを行っているトップバリュは食品主要カテゴリーの売上げが前年比2けた伸びとなった。

総合小売業のイオンリテール(株)は既存店売上高が101.3%、全店売上高99.0%となった。秋物商品が好調なレディスや帰省需要を取り込んだトラベル用品が牽引し、衣料品の既存店売上高は前年比2けたの伸びとなった。

また、新型コロナウイルスの医療用抗原検査キットの販売に取り組む調剤や外出機会の増加に伴って好調なビューティ用品が牽引し、ヘルス&ビューティケアは既存店売上げが6カ月連続で前年実績を上回った。

また、ネットスーパーでは今年2回目のネット限定の大型セール「イオンスタイルオンラインBUZZTTO SALE(バズっとセール)」を8月1日~11日の期間で実施。お盆期間の家族で集まるシーンに対応したゲーム機やチューナーレステレビ等の商品等を訴求、期間中の受注額は、前年同曜比約400%を超える売上げとなった。

ヘルス&ウェルネス事業のウエルシアホールディングス(株)は既存店104.5%、全店116.4%。調剤売上げが既存店108.5%と堅調に推移した。また、8月15日に傘下のウエルシア薬局が大規模な在庫型物流センター「ウエルシア西関東RDC」を神奈川県綾瀬市に開設した。

イオン北海道(株)は既存店101.1%、全店99.9%。
イオン九州(株)は既存店102.7%、全店102.2%。
マックスバリュ東海(株)は既存店97.1%、全店98.1%。猛暑に対応した加工食品・デイリーやお盆需要に対応したデリカの販売が好調だった。

トップバリュの地域開発商品では「トップバリュJAあいち豊田のもも」「トップバリュJAあいち豊田の梨」等、じもの商品の開発と販売強化を行った。

(株)フジ・リテイリングは既存店103.8%、全店105.3%。帰省や外出需要の増加に伴い、手土産や食料品、衣料・住居関連品が好調に推移し、6カ月連続で既存店売上実績を上回った。
マックスバリュ西日本(株)は既存店98.1%、全店99.5%。
ミニストップ(株)は既存店99.6%、全店98.0%。

サービス・専門店事業の(株)コックスは既存店145.0%、全店132.0%。時短営業による影響があった前年からの客数回復に加え、猛暑が続いたことでハーフパンツやカットソー等の夏物商品の販売によって、大きな伸長となった。

(株)ジーフットは既存店101.8%、全店97.8%。
(株)キャンドゥは既存店101.5%、全店102.7%。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)、 (株)イオンファンタジーは後日の発表予定。

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