家電チェーンnews|8月売上高は5社前年越え/パソコン大幅伸び
主要家電チェーンが2025年8月の月次売上高を発表した。
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会長兼CEO)の7月売上高(前年比)は、デンキセグメントが105.2%、住建セグメントが91.6%、金融セグメントが 103.3%、環境セグメントが 101.4%だった。
デンキセグメントはパソコン・携帯電話が大きく伸長し、また、非家電商品(リフォーム、家具・インテリア等)も売上げが好調に推移した結果、前期を上回る実績となった。住建セグメントは、注文住宅は展示場への来場予約などが引き続き伸長しているが、前年同月、中古再販事業でまとまった契約があったことによる反動で前期を下回った。
一方で、今期累計では、販売施策の強化や商品提案力の向上などにより、市場水準を上回り好調に推移している。金融セグメントはヤマダデンキのリフォーム事業と連携したリビングローンが好調に推移し、前期を上回った。環境セグメントはリユース事業およびPC製造事業を中心に各事業が伸長し、前期を上回った。
店舗数は947店。売場面積は292万0125㎡(前年比101.8%)。
(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の8月売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が109.1%。ビックカメラ単体の全店売上高は110.7%だった。
音響映像商品は115.3%。カメラや音響アクセサリーが好調、テレビが堅調だった。家庭電化商品は105.7%。エアコンが好調、冷蔵庫、洗濯機、調理家電や理美容家電が堅調。情報通信機器商品は110.5%。パソコン本体やスマートフォンが好調、パソコン周辺機器が堅調だった。
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の8月売上高(全店の前年比)は 103.4%だった。また直営店の売上高は104.1%だった。
主要商品別売上高(前年比)は、テレビが110.3%、エアコンが91.7%、冷蔵庫が 93.3%、洗濯機が100.8%、パソコンが 174.2%、リフォームのELS事業が98.2%だった。
(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)の8月のグループ売上高(前年比)は104.8%。8月は1店出店し、店舗数は558店となった。
主な品種別売上高(前年比)で最も伸び率が高かったのがパソコン・情報機器の171.3%。次いで前年を上回ったのがエアコン110.4%、理美容・健康器具10.8.4%、クリーナー105.4%、調理家電104.0%。
上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高(前年比)は106.0%%だった。8月は1店退店し、店舗数は216店となった。
主要な品種別売上高(前年比)は、テレビが98.0%、パソコンが152.2%、携帯電話が 124.8%、エアコンが102.6%、冷蔵庫が 98.1%、洗濯機・クリーナーが100.5%。