12月百貨店売上速報|高島屋のみ増収/海外顧客減少で影響

主要百貨店4社が12月の売上高速報を発表した。既存店売上高は三越伊勢丹百貨店は前年比99.5%、大丸松坂屋百貨店は99.1%、阪急阪神百貨店は96.1%、高島屋は104.3%だった。

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、細谷敏幸社長)の国内百貨店売上げ合計は前年同月比で99.5%。伊勢丹新宿本店の店頭売上げは103.1%、三越日本橋本店は105.8%、三越銀座店は97.0%、伊勢丹立川店は98.9%、伊勢丹浦和店は93.7%。首都圏5店で既存店101.9%となった。

宝飾・時計や装身具が好調に推移した。また基幹3店では、ラグジュアリーブランドを中心にコートやセーターなど冬物衣料品やスキンケア・フレグランスも国内顧客に支持された。新宿本店では、12月後半から展開している春物アイテムへの関心も見られた。

国内顧客は引き続き識別顧客がけん引しており、特に「MI Wメンバー」や三越伊勢丹・カスタマープログラムの上位顧客の売上が好調だった。海外顧客も海外外商を中心に「同社と繋がった個客」の売上が伸長し、海外顧客向けアプリも含めたCRM戦略の効果・必然性が高まっている。

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、好本達也社長)は、大丸松坂屋百貨店合計が既存店前年同月比99.1%。博多大丸、高知大丸を含む百貨店事業全体でも98.1%だった。

12月度の売上高は、外商売上が好調を持続したものの、訪日外国人売上が前年を大きく下回ったことなどから、前年割れとなった。

店舗別では、15店舗中7店舗が前年を上回った。大丸梅田店は、上層フロアの改装に伴う売場閉鎖影響などにより、対前年マイナスとなった。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は、客単価が対前年2.7%増と前年実績を上回ったものの、客数が18.8%減と前年実績を大きく下回ったことなどから、対前年16.6%減となった。

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、荒木直也社長)の(株)阪急阪神百貨店(大阪市北区、山口俊比古社長)の売上高は前年同月比96.1%、阪急本店が93.3%、阪神梅田本店が107.3%だった。

阪急本店6階の閉鎖など全館の大型改装に伴う売場縮小のマイナス影響が継続する中、全館の売上高は前年を下回った。暖冬で冬物ファッションが全体的に苦戦、クリスマスギフトについても一段と二極化が進み、より価格を意識して購入する顧客が多く、中間価格帯の商品の動きが鈍かった。その結果、国内客の売上高は前年をやや下回り、免税売上高も海外VIP顧客は比較的堅調に推移するものの中国からのツーリスト客の大幅減少による影響が大きく、前年を下回った。

阪神梅田本店は、3日に人気キャラクターの物販・カフェなどの複合ショップがオープンし来店客数・売上高ともに好調に推移。また前月にリニューアルオープンした食品売場も好調に推移し、全館の店頭売上高は約1割増と高伸した。

(株)高島屋(大阪府大阪市、村田善郎社長)の既存店売上高は、高島屋単体の10店舗で前年同月比104.3%、国内百貨店子会社3社を加えても104.1%だった。

12月度の店舗別売上高は、大阪店103.4%、堺店124.4%、京都店107.5%、日本橋店102.6%、横浜店105.7%、新宿店100.4%、玉川店107.6%、EC店110.9%と8店舗で前年実績を上回った。

特選衣料雑貨、宝飾品、子供情報ホビー、リビング、食料品、食堂が前年実績をを上回った。

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