8月百貨店売上速報|三越伊勢丹・阪急阪神・高島屋の3社は増収

主要百貨店4社が8月の売上高速報を発表した。既存店売上高は三越伊勢丹百貨店は前年比104.2%、大丸松坂屋百貨店は98.3%、阪急阪神百貨店は106.8%、高島屋は105.3%だった。

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、細谷敏幸社長)の国内百貨店売上げ合計は前年同月比で104.2%。伊勢丹新宿本店の店頭売上げは107.0%、三越日本橋本店は114.9%、三越銀座店は101.2%、伊勢丹立川店は96.2%、伊勢丹浦和店は93.5%。首都圏5店で既存店106.4%となった。

国内顧客の売上高は、宝飾時計が牽引しながら、ラグジュアリープランドのハンドバックや婦人服など高付加価値商品が引き続き堅調に推移した。また、基幹3店を中心に識別顧客が引き続き堅調であることに加え、集客施策として行ったこだわり消責をとらえるイベント(伊勢丹新宿本店ISETANカレーフェス2026、三越日本橋本店国展2026など)が好評を博し、新たな頭客創造につながった。

海外顧客の売上高は、引き続きハンドバッグや宝飾時計などの高付加価値MDへの支持や、海外外商など「ひとの力」によるサービスを提案することで、客単価の向上が続いている。また、来訪元の多様化や、アプリ会員の獲得が継続的に進み、海外頭客とのつながりは順調に拡大している。(全国計前年比113.3%)。

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、小野圭一社長)は、大丸松坂屋百貨店合計が既存店前年同月比98.3%。博多大丸、高知大丸を含む百貨店事業全体では99.4%だった。

8月度の売上高は、外商売上が好調に推移したものの、免税売上が前年実績を下回ったほか、前年の万博会場売上の反動減や梅田店の売場縮小によるマイナス影響が続いていることなどから、大丸松坂屋百貨店合計では、対前年1.7%減(除く梅田店同3.0%増)、百貨店事業合計では0.6%減(除く梅田店3.8%増)となった。

店舗別では、15店舗中9店舗が前年を上回った。札幌店、博多大丸が対前年2桁増となった。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は、対前年1.5%減(除く梅田店同4.7%増)。客数が対前年22.1%減だったものの、客単価は26.4%増となった。

大丸松坂屋百貨店合計の国内売上高(免税売上高を除く)は、対前年1.7%減だった。

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、荒木直也社長)の(株)阪急阪神百貨店(大阪市北区、山口俊比古社長)の売上高は前年同月比106.8%、阪急本店が110.0%、阪神梅田本店が105.4%だった。

全店の売上高は前年に対して約1割増と4月以降2桁伸長が継続。前月に続き都心店全店が前年の売上高を上回り、中でも阪急・阪神両本店は約1割増と牽引。また、郊外店合計も前年の売上高を上回った。 国内顧客・免税・店舗全体の売上高がいずれも8月として過去最高を更新、また4月以降2桁伸長が継続。中でも
国内顧客の売上高は、過去最高だった前年に対しても約1割増と高い伸びを見せた。

インバウンドについては、中国からのツーリストの売上高は前年の約5割減と厳しい状況が続くものの、中国を含む海外VIPの売上高は前年の約1割増と大きく牽引し、免税売上高全体としては3月以降継続して前年を上回り、かつ8月として過去最高を更新した。

阪神梅田本店は、大型催事の開催時期後ろ倒しの影響があるものの、催事等を除いた店頭売上は約1割増と好調継続。中でも、ファッション・ライフスタルカテゴリーの売上高が前年に対して約2割増、食品も約1割増と高い伸びを維持した。

(株)高島屋(大阪府大阪市、村田善郎社長)の既存店売上高は、高島屋単体の10店舗で前年同月比105.3%、国内百貨店子会社2社を加えても105.1%だった。

8月度の店舗別売上高は、日本橋店111.7%、新宿店110.3%、泉北店106.9%、京都店106.2%、横浜店102.7%、柏店102.3%、玉川店101.2%、岡山店100.5%、大宮店99.8%、大阪店99.8%、高崎店98.8%、EC店113.5%となった。

国内顧客については、ラグジュアリーブランドをはじめとする高額品のほか、食料品等も堅調に推移し、前年実績を上回った。

商品別売上高は、紳士服、婦人雑貨、特選衣料雑貨、宝飾品、呉服、子供情報ホビー、スポーツ、リビング、食料品、サービスが前年実績を上回った。

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